Project/Area Number |
18K08619
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 55020:Digestive surgery-related
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
吉屋 匠平 九州大学, 大学病院, 医員 (20717079)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
間野 洋平 独立行政法人国立病院機構(九州がんセンター臨床研究センター), その他部局等, 肝胆膵外科医師 (10792244)
副島 雄二 信州大学, 学術研究院医学系, 教授 (30325526)
戸島 剛男 九州大学, 大学病院, 医員 (40608965)
本村 貴志 九州大学, 医学研究院, 共同研究員 (50719507)
吉住 朋晴 九州大学, 医学研究院, 准教授 (80363373)
原田 昇 九州大学, 大学病院, 講師 (80419580)
池上 徹 九州大学, 大学病院, 講師 (80432938)
伊藤 心二 九州大学, 大学病院, 助教 (90382423)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2019)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2020: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2018: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
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Keywords | 肝細胞癌 / 再発 / 肝移植 / capicua / 膵癌 / 類洞様血管構造 / VETC |
Outline of Annual Research Achievements |
肝細胞癌周囲の類洞様血管構造(vessels that encapsulated tumor clusters; VETC)は肝切除術後予後不良因子であることが報告された。肝細胞癌を有する非代償性肝硬変に対する生体肝移植症例におけるVETCの発現およびAngiopoietin2(Ang2)の発現を検証した。肝移植術においても、VETC陽性は術後無再発生存率、全生存率共に予後不良であった。またVETC陽性は、腫瘍因子悪性度と有意に関連しており、腫瘍径は大きく、腫瘍個数は多く、術前AFP値高値、低分化度、脈管侵襲多いという結果であった。また再発形式については多臓器再発の頻度が有意に多かった。またVETC陽性は術後再発、死亡の独立危険因子であった。次にAng2発現を検証した。Ang2は癌部細胞質で発現を認め、腫瘍面積当たりの発現量を評価したところ、VETC陽性では有意に発現量の増加を認め、VETC形成との関与が示唆された。以上の結果を論文にまとめ、現在投稿中である。一方で、肝細胞癌において転写抑制因子であるcapicuaの低発現が予後不良であることが報告された。そこで、癌腫を幅広く展開するため、まず浸潤性膵管癌切除症例で検討を開始した。Capicua低発現群は高発現群に比較し、リンパ管侵襲、膵内神経浸潤、膵外神経叢浸潤の割合が有意に高かった。また術後予後に関しても低発現群は、無再発生存率および全生存率が有意に低く予後不良であった。今後は、肝細胞癌に対する生体肝移植症例を含め、他癌種でもcapicua発現の意義を検討していく予定である。
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