Project/Area Number |
18K09493
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 56070:Plastic and reconstructive surgery-related
|
Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
萩原 裕子 順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 非常勤講師 (30589429)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 里佳 順天堂大学, 医学部, 先任准教授 (70509827)
櫻田 司 第一薬科大学, 薬学部, 教授 (80124907)
|
Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2019)
|
Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
|
Keywords | 慢性虚血性疼痛 / 再生医療 / 疼痛緩和 / 細胞移植 / 重症下肢虚血 / 血管内皮前駆細胞 / 疼痛軽減 / 細胞移植治療 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度も昨年度に引き続き。昨年度に確立した慢性虚血性疼痛モデルマウスを用いて検証を行った。また、昨年度においてすでに細胞移植により慢性虚血性疼痛が緩和されることは明らかにしていたが、これまでの実験系では、先行研究と同様に下肢虚血開始直後、もしくは1日後に細胞移植を行っていたため、より実際の慢性下肢虚血患者の状態に合わせるために、虚血開始1週間後に細胞移植を行い、血流の改善や疼痛緩和作用がみられるかどうかを検討した。本実験の結果、直後の移植と比較するとやや低くはあるが、虚血肢の血流改善とともに疼痛緩和作用も確認できた。今後、さらなる効果をみるために、移植細胞数や移植回数などの条件を検討していく予定である。 また今年度は、昨年度の結果から細胞移植により、疼痛緩和作用のみならず、神経自体にも何らかの影響を与えている可能性が示唆されたため、in vitro実験としてマウスの後根神経節を用いて、細胞移植が神経再生や神経変性に影響を与えているかを検証した。本実験の結果、本研究でもちいている細胞種は、神経の変性時には影響を与えないが、神経軸索の抑制時には、神経軸索伸長阻害因子の影響を改善し、軸索伸長を更新させることを明らかにした。 今後は、移植細胞自体が神経に対して様々な影響を与えているのか、もしくは細胞群から分泌されているタンパク質により影響を与えているのかを検証するために、Floecytometry法やELISA法などを用いて検証を行っていく予定である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
動物モデルに対する移植実験も順調であり、おおむね順調に進んでいると考えている。
|
Strategy for Future Research Activity |
今後は、本研究で用いている移植細胞にふくまれるどのような細胞種、また、細胞自体もしくは分泌タンパクのどちらが疼痛緩和に関与しているのかを検討するため、Flow cytometry法やELISA法などを用いてさらに解析を行っていく予定である。
|