Air pollution and the health effects in South Asia: Comparison between urban and rural area and assessment of prevention with mask
Project/Area Number |
18K10059
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58020:Hygiene and public health-related: including laboratory approach
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Research Institution | Aichi Medical University |
Principal Investigator |
梅村 朋弘 愛知医科大学, 医学部, 講師 (10401960)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
寺崎 寛章 福井大学, 学術研究院工学系部門, 講師 (40608113)
大西 一成 聖路加国際大学, 専門職大学院公衆衛生学研究科(公衆衛生大学院), 准教授 (50596278)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2020: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2018: ¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
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Keywords | 南アジア / インド / コルカタ / 大気汚染 / 呼気中一酸化窒素 / 症状 / 呼吸器障害 / 貧困 / 呼吸器 / アレルギー |
Outline of Annual Research Achievements |
新型コロナウイルスの流行およびそれにともなう海外渡航制限のため、現地調査を実施できなかったが、渡航制限前に収集した男児の症状に関する分析をした。地域と季節の組み合わせが独立変数で、コルカタ(都市部)の乾季をKD、雨季をKR、ジャタ(農村部)の乾季をJD、雨季をJRとした。目的変数は各症状(咳、くしゃみ、目の充血、目の痒み、痰、息苦しさ、喘鳴、皮膚の痒み、鼻水、鼻詰まり)とした。4つの組み合わせの中で最も大気汚染が深刻と考えられるKDを基準とすると、KRでは咳、息苦しさ、喘鳴、鼻水、鼻詰まり、JDではくしゃみ、息苦しさ、喘鳴、JRでは息苦しさ、喘鳴、鼻詰まりのオッズ比が有意に小さかった。なお、目の充血、目の痒み、痰に関しては、いずれの地域と季節の組み合わせにおいても有意差はなかった。季節的には雨季に、地域的には農村部で症状が改善されることが示されたが、これは、既報の気道炎症指標である呼気中一酸化窒素(FeNO)の傾向とは一致していない。たとえば、コルカタは乾季と雨季でFeNOに有意差がないものの、雨季になると症状が緩和された。FeNOの変動と症状の変動は異なるという先行研究があるため、本研究における症状とFeNOの傾向の不一致は有りうることであろう。実際、コルカタのFeNOは乾季、雨季ともにカットポイントの20ppbを超えたが、好酸球性気道炎症の可能性があるカットポイントである35ppbは超えておらず、必ずしも症状を引き起こすような高値ではなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルスの流行により、海外への渡航が制限されたことが大きな理由である。本研究は南アジアの貧困層を対象としたフィールドワークであるため、実質的な活動ができない状態が続いた。
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Strategy for Future Research Activity |
科研費申請時は新型コロナウイルスの流行前であったため、マスク着用習慣のない南アジアの貧困層児童を対象として、大気汚染の影響を防ぐためにマスクを着用してもらい(介入)、効果を気道炎症指標(FeNO)などの測定によって評価する予定だった。しかし、新型コロナウイルス流行のためにマスク着用習慣が広まった可能性があり、その場合、マスク着用が介入として適当か分からない。実際、現地関係者に確認したところ、以前は病気でもマスクを着用する習慣のなかった地域でも、現在はマスク着用者が存在するということであった。
また、FeNOの結果を考えると、通年で室内空気汚染の影響を受けている可能性がある。貧困層は換気扇のない家に住み、バイオマスを燃料とした生活を送っている。それゆえ、特に家庭の調理担当者(主婦)は煙に曝露されているため、主婦層に対する影響も懸念されるところである。
こうした状況を考慮して、マスク以外の適当な介入方法を検討するか、あるいは、主婦層を対象とした健康調査など、研究計画を申請時から少し変更する必要がある。
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Report
(5 results)
Research Products
(3 results)