Project/Area Number |
18K10697
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59010:Rehabilitation science-related
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Research Institution | Kawasaki University of Medical Welfare |
Principal Investigator |
太田 信子 川崎医療福祉大学, リハビリテーション学部, 准教授 (50759587)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
種村 留美 神戸大学, 保健学研究科, 教授 (00324690)
大沢 愛子 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 病院, 医長 (10388944)
前島 伸一郎 金城大学, 看護学部, 教授 (50260815)
花山 耕三 川崎医科大学, 医学部, 教授 (80189589)
飯干 紀代子 志學館大学, 人間関係学部, 教授 (80331156)
種村 純 川崎医療福祉大学, リハビリテーション学部, 教授 (90289207)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2020)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2021: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | 展望記憶 / 整合性調査 / リバーミード行動記憶検査 / 日常記憶障害 / 新型コロナウイルス感染 / 健常高齢者 / 日常記憶 / モデル化 / 信頼性 / 妥当性 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度は研究1の展望記憶評価CAMPROMPTにおける調査研究について、まず65歳以上の健常高齢者9名、教育年数9年以下を対象に整合性調査の予定であった。西日本地域で行い、分担研究者の飯干紀代子先生が鹿児島県鹿児島市で対象者のリクルートに取り掛かった。具体的には2020年1月より鹿児島市役所をはじめとする機関に対して、地域在住の高齢者を調査協力をいただけるよう依頼を行っていた。しかし、新型コロナウイルス感染拡大により、2021年5月1日現在もリクルート調査再開に関する返事はいただけていない。また、共同研究を行っている日本文化科学社に対して、調査の可否について協議を行った。論点となったのは65歳以上の地域在住の高齢者を対象とするため、調査実施によって感染が生じる状況があってはならないこと、マスク着用や衝立を設置して採集した結果を健常データに採用できるかどうか、が懸念されるとの合意に至った。 研究2の日常記憶評価RBMTⅢ日本版が日本文化科学社との共同開発により完成した。健常者データ採集について協力期間をリクルートし、協力体制は整い、調査が開始できる段階であった。しかし、研究1と同様の理由により健常者への調査が困難という状況である。 本研究課題は、新型コロナウイルスの感染の影響を大きく受けており、今後状況の改善によりタイミングをみて、調査を再開する予定である。 一方で、日常記憶機能に関する学術的内容ついて、症例検討や関連する認知機能について分析を行った。これらの成果を学会発表2演題と著書の執筆2稿により、研究実績として公表に努めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染拡大によって健常高齢者および健常者の調査が行えない状況である。感染の状況によってリクルートに影響が出ており、また共同研究機関である日本文化科学社とも調査再開には慎重を期することで合意を得ており、今後状況をみて調査を再開する予定である。 一方、これまでの調査結果にもとづいて、日常記憶と通常の検査による記憶との結果の検討を行い、学会発表を行っている。これらの知見をとおして、日常記憶とはどのような認知過程を反映した機能であるかを明らかにすることが可能である、今後も症例を詳細に検討し、通常の検査で評価する、日常記憶、展望記憶との関連を明らかにしていく予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナウイルス感染の状況が調査を再開できるかどうかの決め手となると思われる。再開となった場合には直ちに調査に取り掛かれるよう、協力体制をこれまでどおり維持していく方針である。一方、これまでのデータを元に日常記憶機能の因子的解析、通常の記憶機能との関連性について分析的手法を用いて検討する。日常記憶は複雑な記憶過程であると言われているが、これらの解析をとおして日常記憶機能とはどのような機能であるかを科学的に検証できるものと思われる。学会発表だけでなく、論文執筆を行い、広く公表する予定である。
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