The study of driving fitness for patients with aphasia.
Project/Area Number |
18K10698
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59010:Rehabilitation science-related
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Research Institution | University of Occupational and Environmental Health, Japan |
Principal Investigator |
加藤 徳明 産業医科大学, 医学部, 非常勤医師 (50593365)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐伯 覚 産業医科大学, 医学部, 教授 (20269070)
岡崎 哲也 産業医科大学, 医学部, 非常勤医師 (40352314)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2020: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2019: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2018: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
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Keywords | 失語症 / 自動車運転 / 神経心理学的検査 / 経頭蓋直流電気刺激 / 運転シミュレーター / 計頭蓋直流電気刺激 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的の1つは、失語症患者において、言語の影響により成績が低くなる検査を知り、運転適性評価に利用できる検査を明らかにすることである。昨年までの検討で、神経心理学的検査ではTrail Making Test日本語版Part-A, Reyの複雑図形模写, Tapping Span, Visual Cancellation Task図形A・Bの所要時間, Continuous Performance Test反応時間は失語があっても利用可能であると報告した。今回、失語症患者36名に関して、上記の検査を主として判断し病院内評価を合格した22名に関して、運転再開に関する最終判断と神経心理学的検査や簡易自動車運転シミュレーター(SiDS)、脳卒中ドライバーのスクリーニング評価日本語版(J-SDSA)の結果を比較した。22名の結果は、①実車教習なしで再開が4名、②1回目の実車教習で合格10名、③1回目の実車教習で不合格4名(2回目の実車教習で合格3名)、④追跡不能4名(他院で実車教習実施など)となった。最終的には運転再開17名、運転再開保留は1名であった(再開率94.4%)が、運転再開保留が少なく統計的解析は困難であったため、1回目の実車教習までの結果により、運転再開可能群(①+②)と運転再開保留群(③)の2群で、神経心理学的検査等を比較した。 結果は、2群間で有意差を示した検査は、SiDS認知反応時間平均値、注意配分検査赤信号平均値で、再開保留群で有意に成績が低かった。 失語症患者への対応として、今まで検討した検査の判断で、多くの患者が運転再開に至っているが、1回目の実車教習で合格できなかった患者は、SiDSの反応時間延長がみられる可能性がある。SiDSは言語を利用しない検査であるため、十分参考にして判断すべきことが示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
失語症者の運転適性判定に適した神経心理学的検査の検討に関しては、順調に症例は増え予定通りの進捗状況である。失語症者に対する経頭蓋直流電気刺激(tDCS)の研究に関しては、コロナ禍もあり症例があまり増えていないが、他院での実施も試みており、わずかに症例は増えた。3日連続で外来に受診する条件が弊害になった。
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Strategy for Future Research Activity |
tDCSの研究に関して症例が少ないため、研究期間をあと1年間延長した。わずかだが他院の患者もあり、症例は増えている。 今年度が最終年度であるので、結果を解析・まとめ、成果を発表する予定である。
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Report
(5 results)
Research Products
(3 results)