Studies on heat injury prevention guideline of athletes with spinal cord injury under summer heat environment
Project/Area Number |
18K10878
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59020:Sports sciences-related
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Research Institution | Nishikyushu University |
Principal Investigator |
管原 正志 西九州大学, 健康福祉学部, 教授 (20039564)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
甲木 秀典 西九州大学, 健康福祉学部, 講師 (00783375)
山口 裕嗣 西九州大学, 健康福祉学部, 講師 (00826513)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | 脊髄損傷健康運動実践者 / 健常者健康運動実践者 / 体温調節反応 / 暑熱環境 / 熱障害予防 / 水分補給 / 鼓膜温 / 水分補給率 / 脱水率 / 下肢温浴 / 脊髄損傷運動実践者 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、脊髄損傷者の「障害の程度に応じた機能を維持する期間」の延伸と生活の質向上を目的として、健康運動を含む脊髄損傷運動実践者の暑熱環境下での自律神経系・内分泌系・免疫系の相互関連性について検討し、脊髄損傷運動実践者の暑さに対する抵抗性の特徴を明らかにして、暑熱障害の予防対策を策定することである。平成30年度は温熱環境適応状態(夏季)で中性温度条件下(温度コントロール室)において相対的運動負荷時の体温調節反応、内分泌及び免疫の検討、令和元年度は中性温度環境下(温度コントロール室)での暑熱暴露時の体温調節反応、内分泌及び免疫の動態を検討、最終年度はコロナ感染症の影響によって対象者の確保が困難となって、3年間の延長を余儀なくされ令和5年度までに暑熱適応下(夏季)での運動形態(屋外運動、室内運動)での活動中の飲水量の実態調査及び体温調節反応の検討を行なった。 最終年度の「暑熱適応下(夏季)での運動形態別による活動中の飲水量及び体温調節反応」について熱中症発生危険度の高い環境温で実施された結果、水分補給率は車椅子テニス60.5%、車椅子陸上競技65.2%、車椅子バスケット60.5%に対し、健常者テニス82.4%、健常陸上競技85.6%であった。脱水率は車椅子テニス2.1%、車椅子陸上競技1.8%、車椅子バスケット2.2%に対し、健常者テニス1.2%、健常陸上競技1.1%であった。飲水頻度は時間当たり車椅子テニス2.1回、車椅子陸上競技4.2回、車椅子バスケット3.8回、健常者テニス2.3回、健常陸上競技5.1回であった。練習後の鼓膜温上昇は、車椅子競技者が健常者より高かった。体重減少量と鼓膜温上昇の相関係数は0.76であった。心拍数(拍/分)は車椅子競技者132.6、健常者128.6であった。対象となった車椅子競技者は、暑熱環境下での水分補給及び暑熱対策の対応が必要である。
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Report
(6 results)
Research Products
(2 results)