視・聴覚情報とのクロス・モダリティによる運動産出における協応動態
Project/Area Number |
18K10945
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59030:Physical education, and physical and health education-related
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Research Institution | Osaka University of Health and Sport Sciences (2019-2022) Nanzan University (2018) |
Principal Investigator |
平川 武仁 大阪体育大学, 体育学部, 教授 (50404942)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2021: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2020: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2019: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2018: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
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Keywords | 力学系 / 知覚運動制御 / クロス・モダル / 協働 / 運動制御 |
Outline of Annual Research Achievements |
ヒトが運動を産出するとき、視覚や聴覚などから周辺環境の情報を授受し、合目的な運動となるように、知覚と身体運動を協働させている。このような視点に基づいてヒトの運動制御を解明するアプローチは非線形力学系理論に依拠し、協働の現象について様々な知見を得てきている。他の理論的枠組みでは、視覚情報が聴覚情報に対する錯覚の現象が確認されている。本研究では、これらの理論的枠組みを統合し、これら3つのモダリティの関係(クロス・モダル)を実験的に設定する。これは、ヒトが身体運動を産出する際の身体システムにおけるクロス・モダルの構造を明らかにすることである。この検証によって、規則性に対する変化の差異を明らかにすること、そして身体運動の複雑性が時間依存した系であることを解明することに至る。この成果は、従来の運動制御や運動学習の研究にはなかった創造性と言える。これを達成するために、まず課題1として、まずリズム教示としての聴覚呈示に同期・非同期の2種と運動頻度(1Hzから0.25Hzずつ3.5Hzまで11段階で漸増させる)との関係を検証する。次に、これらの測定条件を二重課題に拡張し、運動制御におけるクロス・モダルと注意水準との関係まで解明していくことを最終到達点として計画している。これらの課題の成果を得るための計画的な取り組みの第一段階として、初年度には、2年目と3年目で共有する正確な時間間隔で刺激呈示と計測を実施する実験装置準備と装置プログラミングをすること、本申請者を測定対象として装置の検証を実施した。3年目は、コロナ禍によって、人を対象とした面接による実験測定の実施が影響を受けたため、3年前の計画より遅滞しており、現在まで計画を修正し、実施する計画としている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
コロナ禍によって人を対象とする面接による実験測定の実施および成果発表が遅滞したため。
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Strategy for Future Research Activity |
2年目には勤務先の異動のため、実験設定の若干の遅滞があった。また、2年目の追加実験を3年目に繰り越して実施する予定であったが、コロナ禍による面接での実験測定が遅滞することになった。4年目においても、成果発表の機会と3年目に実施できなかった面接による実験の一部が少なからずともコロナ禍の影響を受けた。そのため、4年目以降に順延された実施できなかった実験測定の一部および成果発表を促進していくように計画を修正している状況である。
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Report
(5 results)
Research Products
(12 results)