海外日本語補習授業校におけるリテラシー能力強化をめざす新たな日本語教育プログラム
Project/Area Number |
18K12423
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 02090:Japanese language education-related
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Research Institution | Kokugakuin University (2019-2022) Ochanomizu University (2018) |
Principal Investigator |
加納 なおみ 國學院大學, 教育開発推進機構, 教授 (20726880)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2020: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 補習授業校 / 多言語話者 / 継承語教育 / 日本語教育プログラム / カリキュラム / トランス・ランゲージング / リテラシー教育 / マルチリテラシーズ教育 / 海外日本語補習授業校 / バイリンガル |
Outline of Annual Research Achievements |
コロナ禍で現地調査を再開する目処が立たなかったため、引き続きオンラインで世界各地の日本語補習授業校のカリキュラム調査を進めることとした。研究代表者が運営委員を務める「母語・継承語・『バイリンガル教育』学会」の分科会である「海外継承日本語部会」を研究協力者に迎え、2021年度に作ったカリキュラム・プロジェクトの原型と経験を生かして、今年度は2月から準備を開始した。昨年度紹介したカリキュラム集とのバランスを考え、地域的な偏りにも配慮し、各国の継承語教育関係者から推薦を受けた補習授業校・プログラム運営者に働きかけ、春以降毎週オンライン会議を開催し、発表者と個別ミーティングを続けた。まず各校の事情を聞き取り、それぞれの特色と教育目標などの明確な提示につながるよう意見交換を行い、発表内容の調整等を進めた。7 月までには各校発表内容をまとめ、合評を行い、発表会への最終準備とした。 2022年8月10日・11日には「母語・継承語・『バイリンガル教育』学会」の分科会である「海外継承日本語部会」年次会で第2回のオンライン発表会を行い、多数の参加者を得た。発表校は、アジア、北米、ヨーロッパに加え、継承語教育が根付いている南米からも選出した。所在国は以下のとおりである。 ・カナダ、韓国、デンマーク、スイス、パラグアイ 2021年度の発表校に加えて全研究協力校の実績をホームページにまとめるための制作準備を2022年秋から開始した。制作スタッフ側の事情により一時中断したが、2023年3月から新たなスタッフによりHP制作準備を再開している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
カリキュラム・プロジェクトとしては研究会での発表部分は成功を収めることができた。計画として残っている作業はウェブサイトの構築である。そこで、発表が完了した2022年度秋より作業を開始したが、作業担当者側の理由も含め、諸事情により作業計画と実施のタイミングが合わず、大幅な見直しが必要となった。このことが、年度末までの完成計画の見直しにつながった。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度の1年延長を決め、作業スケジュールを見直した。担当者とも、より綿密に打ち合わせを持ち、試作を増やしながら作業を進める体制に立て直すことができている。実現可能なタイムラインを再度作成しなおし、段階的に進捗をチェックしながら進めることで、計画を完了させる見通しである。
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Report
(5 results)
Research Products
(7 results)