Theoritical and empirical studies on sight translation
Project/Area Number |
18K12455
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 02100:Foreign language education-related
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Research Institution | Kobe City University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
長沼 美香子 神戸市外国語大学, 外国語学部, 教授 (80460012)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2021: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2019: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | サイト・トランスレーション / 字幕翻訳 / テキストマイニング / 語順処理 / 近世の通訳者(通詞/通事/通辞) / 順送り訳 / 通訳 / 翻訳 / 順送りの訳 / プロセス研究 / 結束性 / アイトラッキング / 通訳翻訳プロセス / 通訳翻訳教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
サイト・トランスレーション(以下、サイトラとする)に関する文献研究に基づき、英語・日本語間の訳出方略における「順送り訳」という語順処理、さらには歴史的な視点も取り入れた近世の通訳者(通詞/通事/通辞)たちに注目した研究成果をあげることができた。 語順処理の具体的な分析としては字幕翻訳に焦点を当て、英語ニュース番組の英語スクリプト・日本語素訳・日本語字幕を対象とし、テキストマイニングの手法を応用して考察した。このような分析手法から得られた結果は学術研究書(共著)としてすでに出版もしており、今回は分析内容をさらに深めることに努めた。英語から日本語への通訳と翻訳における語順処理を歴史・理論・実践から包括的に扱うえで、サイトラは重要なテーマのひとつである。字幕翻訳を語順処理と結束性の観点から取り上げて、サイトラとの接点を提示する意義は大きいと考える。 本研究の開始時には予想さえしていなかったコロナ禍から受けた影響は小さくなく、結果として実験によるデータ収集とその分析は途中で方向転換をせざるを得ないと判断した。当初予定していたような対面実験によるデータ収集を主とするのはなく、字幕翻訳データを分析した実証研究や、歴史的な通訳者(通詞/通事/通辞)たちに関する理論研究をまとめることで、大学での通訳教育や翻訳教育の講義で使用可能な教材作成につながった。 オンライン会議ツールを活用した字幕翻訳ワークショップ、対面での学生・大学院生を対象としたイベントも実施し、現代社会におけるメディアと発信型字幕翻訳について活発な議論をする機会を設けた。また、国内外の研究者との意見交換の場も積極的に活用し、学会やセミナーにおける交流などを通して研究の幅を広げた。
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Report
(6 results)
Research Products
(17 results)