Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2021: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2020: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2019: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
|
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は,個人が集まることで集団として成果を発揮するという集団特性,つまり集団的知性(collective intelligence)を実現するコミュニケーションの心理的・行動的な動態を捉えることである。3年目となる2020年度は,実際に小集団コミュニケーション場面でデータの取得を開始し,話者たちの行動を解析することを目的としていた。特に年度の前半はUniversity of California, Santa Barbaraに滞在することもあり,国際間比較のためのデータ取得を準備・実施する予定としていた。しかし,小集団のコミュニケーション場面を対象とした実験は実施に至らなかった。これは,COVID-19の影響で2020年3月から大学が閉鎖されてしまったためである(なお,2021年2月現在でも大学では対面の授業は行われおらず,データ所得のめどはたっていない)。 研究成果としては,本研究課題で精緻化を試みてきたシンクロニーの計測方法について,これまでに取得していたデータを用いて検証を重ね,得られた成果を基に新たに1本の論文を国際誌に投稿した (2021年2月現在,最初の審査を受けて改稿し,修正稿を提出済)。さらに,これを活かした国際共同研究も実施し,University of California, Santa Barbara の研究チームとの国際共同研究の形で2本の論文を国際誌に投稿することができた(本報告書を作成する段階ではこれら投稿中の論文は審査中の段階であり採択には至っていない)。また,University of Southern California の研究者との共同研究も始まり,本研究課題を軸にした国際共同研究を展開することができている。
|