A cognitive study of the over-preference hypothesis of autism
Project/Area Number |
18K13291
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 10020:Educational psychology-related
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Research Institution | Kyoto University (2020-2023) The University of Tokyo (2018-2019) |
Principal Investigator |
明地 洋典 京都大学, 教育学研究科, 准教授 (50723368)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 自閉症 / 社会的認知 / 選好性 / 認知科学 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、各人の選好性の特徴をより直接的、包括的に捉えることを目的として描画による調査を行った。研究者側が用意した課題や枠組みを用いることによるバイアスを排するため、制限時間と用いる筆記用具以外については特に教示は行わず、調査参加者に自由に絵を描いてもらった。自閉スペクトラムの描画研究では、知覚特性を検討するために描き方に焦点を当てることが多いが、今回は、選好性に焦点を当て、絵の描き方ではなく題材として何を選んだか、何を描いたかについて分類を行って検討した。分類の区分については、先行研究や画像データベースの事物や趣味に関する分類を参照して作成した。分類の結果、自閉スペクトラム度に関わらず、人、架空のキャラクタ、動物・植物、風景を描く人の割合が大きかった。自閉スペクトラム症の診断を受けている人たちは、乗り物・輸送、図表・記号・標識に分類される絵を描く割合が相対的に大きかった。階層的クラスタ分析を行い、5つのクラスタにおける割合を検討した結果、自閉スペクトラム症の診断を受けた人たちは科学・自然現象、図表・記号・標識、競技・スポーツに該当する絵を描く傾向が相対的に高く、自閉スペクトラム度が低く、診断がない人たちは、日用品、料理・食べ物、衣類・装飾に該当する絵を描く傾向が相対的に高いという結果が得られた。乗り物・輸送、機械・電子機器に該当する絵については、予測とは異なり、大きな違いが見られなかった。
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Report
(6 results)
Research Products
(4 results)