Project/Area Number |
18K13367
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 10040:Experimental psychology-related
|
Research Institution | National Center for Geriatrics and Gerontology (2020-2023) Nagoya University (2018-2019) |
Principal Investigator |
田中 絵実 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 研究所 認知症先進医療開発センター, 研究員 (30462203)
|
Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2025-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
Fiscal Year 2021: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2020: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2019: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
|
Keywords | 多感覚統合 / カテゴリー弁別 / 脳磁図 / 脳活動の時空間動態 / 実験システム構築 / 視聴覚同時呈示刺激 / 呈示刺激作成 / 感覚系間統合 / ヒト脳磁場活動 / カテゴリーの異感覚種照合 / 変化検出 / 多感覚脳領域 |
Outline of Annual Research Achievements |
我々は日常的に様々な感覚系から継続的な入力を受けている。このような多感覚入力環境下における適応的な知覚認知・行動は、神経系がこれらの入力から素早く変化を検出し、感覚系間でそれらの情報を照合・統合し、適切な行動に結び付けることで可能になっている。本研究課題では、この過程のうち、カテゴリーの感覚種間照合に関わる脳磁場活動に着目し、その時空間動態を明らかにすることを目的としている。 本研究では、視覚刺激と聴覚刺激を継続的に呈示している間に、被験者に2種類の課題を遂行してもらい、その時の脳磁場活動を比較することで、カテゴリー照合に関連する脳内ダイナミクスを検討する。刺激呈示回数の影響や、視覚と聴覚の呈示内容の組み合わせパターンの偏りの影響を最小限に抑えることが重要であるが、本研究の特徴である、視覚刺激と聴覚刺激を継続的に呈示するという実験特性から、使用する刺激の組み合わせには複雑な調整が必要である。また、パソコンやプロジェクターのタイムラグを考慮してトリガー信号を刺激呈示のタイミングと正確に捉えることで、よりきれいな脳磁場データを計測することが重要である。 本年度は、脳磁計の修理と再稼働に時間がかかったため、予定していた計画から大幅に計画を修正した。昨年度完成した刺激の実験室内での稼働確認をおこない、そこで明らかになった問題は解決できたため、予備実験を実施した。予備実験により、いくつか解決すべき点が明らかになったため、本実験に向けてそのための準備を行っている。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究実施計画では、昨年度作成していた刺激を完成させ、トリガー等の正確性について確認検証したのち、実験を実施する予定であった。しかし、2022年度に故障した脳磁計が2022年度内に復旧する予定であったのが、壊れた部品の調達、修理、機器の稼働に必須のヘリウムガスの調達、復旧作業に予想外の時間を要し、再稼働が2024年に入ってからになってしまったため。
|
Strategy for Future Research Activity |
脳磁計が復旧したため、最終の予備実験と本実験を実施する。申請時の目標被験者数を目指して、可能な限り実験を実施するとともに、解析を並行して進めることで、より効率的に研究を遂行していく予定である。 脳磁計が再度故障した場合の研究計画の変更に関しては現在検討中である。
|