記憶抑制による評価低下メカニズムの多面的解明と一般性の検証
Project/Area Number |
18K13377
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 10040:Experimental psychology-related
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
小林 正法 山形大学, 人文社会科学部, 准教授 (60723773)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2020: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2019: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | 記憶 / 価値 / 忘却 / 抑制 / オンライン実験 / 再現 / 評価 / 感情 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度も引き続き,オンライン実験の研究での活用に向けて情報収集などを行った。その一貫で,日本健康心理学会第36回大会においてオンライン実験に関するワークショップの指定討論を担当した。指定討論においては,オンライン実験を実際に実施する上でのポイントやプログラムの設定について議論した。
また,記憶抑制と価値に関する研究発表として,日本心理学会87回大会公募にシンポジウム「記憶研究の基礎と応用を考える」において指示忘却によって食物評価が低下したという一連の研究成果を話題提供した。また,日本心理学会87回大会公募にシンポジウム「未来を想像して,動機づけを高める」において,エピソード的未来思考に関する指定討論も担当した。他にもエピソード的未来思考とダークトライアドに関する発表を日本心理学会87回大会,価値が連合記憶に与える影響の事前登録型追試に関する発表を日本認知心理学会第21回大会にて行った。
昨年度に引き続き,記憶の抑制と価値に関する研究として,記憶の抑制によって感情的価値の低下が生じることを初めて示したVivas et al.(2016)の事前登録型追試を実施した。刺激の言語を日本語に変更にした点,実施方法を対面実施からオンライン実施に変更した点以外はVivas et al.(2016)と同様の手続きを用い,仮説や分析方法などを事前登録した上でオンライン実験を実施した。その結果,指示忘却による感情的価値の低下を再現することができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
コロナ禍と育児という計画当初では想定していなかった要因によって全体的に計画が遅れてしまった。
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Strategy for Future Research Activity |
オンライン実験を活用して効率的にデータを収集することで遅れを取り戻したい。
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Report
(6 results)
Research Products
(52 results)