Effect and prognosis provided by perioperative drug which affects renal blood flow controlled by thromboxane
Project/Area Number |
18K16451
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 55050:Anesthesiology-related
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
里見 志帆 徳島大学, 病院, 助教 (60778299)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2019)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | トロンボキサン / 腎保護 / 腎動脈内皮機能 / 全身麻酔 |
Outline of Annual Research Achievements |
トロンボキサンは、アラキドン酸を原料に合成される生理活性物質であり、強力な血管収縮作用と血管内皮機能を抑制する働きをもつ。重要臓器に分布する血管の血流を低下させるために心血管疾患の発症に関与するとされている。本研究では、トロンボキサン活性について、その血管内皮機能抑制に関する細胞内機序を明らかにすることを目的とした。また、血管機能異常に対する各種の心血管病態による修飾の程度や、心血管疾患治療薬あるいは麻酔薬の投与による血管機能異常への治療および予防効果といった影響について検討した。 初年度は、臨床使用濃度の麻酔薬がトロンボキサン活性に与える影響を調べるために、ラットの胸部大動脈と腎動脈を使用した各種実験を行った。血管収縮薬(フェニレフリン、U46619; トロンボキサン受容体作動薬)を用いた血管張力変化の測定実験や、タンパク質発現(PKCα、PKCβ、eNOSなど)に関したウエスタンブロット法などの分子薬理学的実験を行い、その過程において研究手法の詳細な検討を重ねた結果、腎皮膜動脈を用いて行う各種実験技術が調整できた。 次年度は、腎臓摘出術を受けた患者標本から採取した腎被膜動脈を用いた同様の実験を行い、ヒト腎動脈の血管内皮機能におけるトロンボキサン活性と、酸化ストレスおよび細胞内キナーゼ活性の関連性について検討する準備を進めていたが、研究代表者の異動に伴い研究の継続が困難となったため、補助事業廃止申請を行った。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)