脳磁図を用いた片側良聴耳患者における周波数特異性の検討
Project/Area Number |
18K16901
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 56050:Otorhinolaryngology-related
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
関谷 健一 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (60737948)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2021: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2020: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2019: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
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Keywords | acceptable noise level / 脳磁計 / MEG / 周波数特異性 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題の目的は、片側良聴耳患者では健聴耳の周波数特異性が向上しているのではないか、という仮説を検証することである。一般的には聴力が両耳とも正常な場合、雑音下では左右の耳から入った音情報を統合することで、雑音下の音の聞き取り能力を向上させている。しかしながら、片側高度感音難聴患者ではそれが不可能であるため、脳の可塑性変化により健聴耳の周波数特異性を代償的に向上させることで対応しているのではないかと考えている。この為我々は脳磁計を用いて片側高度難聴の患者に対し、健聴耳のマクロレベルでの周波数特異性を他覚的に計測を予定した。 刺激音として日常生活で重要な役割を果たしている1000Hzの純音を用いて、マスキング音として1000Hz周辺の周波数帯域を広域雑音より除去することで作成した周波数帯域除去雑音を用いた。刺激音を単独、または周波数帯域除去雑音を背景音として提示した時に誘発される脳磁場を測定した。対象となる被験者は名古屋市立大学病院や近隣の耳鼻咽喉科から紹介を予定している。しかしながら、昨年度より生理学研究所での脳磁計の計測が中止となった為実計測が出来なかった。 その為脳磁計を用いず、防音室下で雑音を複数方向から暴露下状態での許容範囲を片側良聴耳患者と両側健聴者の片側耳での比較を行う事とした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
脳磁計が使用できなくなった為、新たな研究計画を検討段階から開始したため。
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Strategy for Future Research Activity |
昨年度防音室の作成とスピーカーの準備は終了しているため、本年度から実際に雑音を作成し健聴者での計測を開始し、途中経過の学会発表を予定している。
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Report
(6 results)
Research Products
(1 results)