BMP9の歯周組織におけるSDF-1/CXCR4 axisを中心とした機能の解明
Project/Area Number |
18K17100
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 57040:Regenerative dentistry and dental engineering-related
|
Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
古江 きらら 鹿児島大学, 医歯学域鹿児島大学病院, 助教 (10813157)
|
Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2025-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
|
Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2020: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2019: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
|
Keywords | 歯周疾患 / BMP9 / SDF-1 / CXCL12 / CXCR4 / 歯根膜由来細胞 / 歯根膜由来幹細胞 / 歯周組織 / 再生療法 |
Outline of Annual Research Achievements |
歯周疾患は世界的にみても高い罹患率を示す口腔疾患である。歯周疾患の病態解析により、新規の予防方法および治療方法を開発することは、社会的な意義が極めて高いと考えられる。現在行われている、歯周病によって失われた歯周組織に対する再生療法や、インプラント治療時の顎骨の骨造成には適応症の限界や組織の再生量の限界など改善すべき点があり、安全で効率的な再生療法の開発が求められている。再生には、細胞・シグナル分子・担体の3要素が必要となる。本研究で用いるbone morphogenetic protein 9 (BMP9) は、強力な骨分化誘導能をもつシグナル分子であり、stromal cell-derived factor 1 (SDF-1) は、間葉系幹細胞を動員できるシグナル分子であり、両分子ともに再生医療分野で注目を集めている。 本研究は、歯周・骨組織再生におけるBMP9の作用機序及びSDF-1とその受容体であるCXCR4の関与を解明し、BMP9およびSDF-1を応用した新しい再生療法を開発することを目的としている。 本研究は遂行中である。今までに、歯根膜由来細胞におけるBMP9の影響について解析を行い、従来の報告の裏付けとなるような結果を得ることができた。また、ラット下顎骨におけるSDF-1およびBMP9の骨再生への関与についても、動物モデルにて実験を行い、現在解析中である。さらに、BMP9とアミノ酸配列の相同性が高いBMP10についても、歯根膜由来細胞を用いて解析を行い、従来の知見とは異なる知見を得ることができた。今回得られた知見をもとに、さらなる解析を進めることで、BMP9およびSDF-1の歯周組織における作用機序の解明につながると考える。今後はさらに臨床に近い形での応用を検討していきたい。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
令和3年度中に、動物モデルにて実験を行い、分析を終了させる計画であったが、研究代表者の第1子、第2子の産前・産後および育児休暇取得中のため遅れている。
|
Strategy for Future Research Activity |
研究代表者の産前・産後および育児休暇取得中のため中断しているが、復職後に速やかに再開する予定である。
|
Report
(5 results)
Research Products
(1 results)