Project/Area Number |
18K17127
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 57050:Prosthodontics-related
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
上村 江美 昭和大学, 歯学部, 兼任講師 (00803214)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2021: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2019: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2018: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
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Keywords | デジタルデンティストリー / デジタル印象採得 / CAD/CAM / デジタル |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度に引き続き,正常時の歯列並びに色調,顎運動までを含めた機能・形態データを口腔内スキャナーにて,3次元画像撮影装置で顔貌画像を採得し,データを蓄積した.これまでに収集できたデータでCADソフトウェアを用い,顎機能・色調・形態データを統合したデータでデザインと形態データのみを反映したデザインの2つを準備し,CAMによりジルコニアクラウン・ブリッジを製作した.補綴装置の形態及び咬合接触に関して比較検討している.①補綴装置の形態分析:完成補綴装置のSTLデータは3D計測ソフトウェアにおいて,各補綴装置の形態の差分を定性的・定量的に分析する.②補綴装置の咬合接触分析: 咬頭嵌合位と側方滑走運動,前方滑走運動時の咬合接触を過去の文献で用いられている方法に準じて行う.すなわち,各々の顎位でシリコーン印象材を咬合させ,専用の画像解析システムで咬合接触面積の計測を行う.③咬合調整量の分析: 採得したすべてのデータから補綴装置を製作し,完成直後の補綴装置の形態と口腔内での調整が済んだ補綴装置の形態の差を調整量と定義する.調整前後の三次元的形態はマイクロ CTにて取得し,そこから得られたSTLデータを前述の計測ソフトにて,削合量の可視化と分析を行なう.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
データベース化できるよう,現在顎運動までを含めた機能・形態データを口腔内スキャナーにて,データを取得し,データを分析・蓄積しているが,目標であるそれらデータを基に補綴装置のデザインを完全自動化できるようなシステムを開発までは至っていないため.
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Strategy for Future Research Activity |
同一患者に光学印象データのみでデザインされた補綴装置と光学印象に顎機能・色調・形態データを統合したデータでデザインされた補綴装置を製作し,それらの違いを比較検討する.CADソフトウェアを用い,顎機能・色調・形態データを統合したデータでデザインと形態データのみを反映したデザインの2つを準備し, CAMによりジルコニアクラウン・ブリッジを製作する.完成した補綴装置の咬合接触と咬合調整量の比較.①補綴装置の形態分析:上記により患者1名につき2つの補綴装置を製作するため,計2セットの完成補綴装置のSTLデータが得られることになる.得られたデータは3D計測ソフトウェアにおいて,各補綴装置の形態の差分を定性的(カラーマッピング)・定量的(差分の数値化)に分析する.②咬合調整量の分析:採得したすべてのデータから補綴装置を製作し,完成直後の補綴装置の形態と口腔内での調整が済んだ補綴装置の形態の差を調整量と定義する.調整前後の三次元的形態はマイクロCTにて取得し,そこから得られたSTLデータを3D計測ソ フトウェアにて,削合量の可視化と分析を行なう.
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