看護学実習において学生が経験した「患者中心」の看護と教員の学生理解に関する研究
Project/Area Number |
18K17436
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 58050:Fundamental of nursing-related
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
福井 里佳 慶應義塾大学, 看護医療学部(藤沢), 准教授 (00282210)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2020: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2019: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 看護学実習 / 患者理解 / 患者中心 / 看護学生 / 実習教育 / 学生理解 / 学生 / 教員 / 実習経験 / 看護教育 / 実習 |
Outline of Annual Research Achievements |
看護基礎教育において、学生が看護実践能力の基礎を培うためには、看護技術教育だけでなく、人間に関心を寄せて看護観を深め、患者に関心をもってかかわりながら、学生自身の見方や考え方を「患者中心」へと移行していく臨地実習での学習経験が重要である。本研究の目的は、看護学実習(以下、実習)において、看護系大学学生が、学生中心の視点や考え方から「患者中心」の看護にどのように向かっていくのかを明らかにすることである。 研究の第一段階として、実習における学生の患者理解に焦点をあてた文献検討を行い、さらに2021年度は、看護基礎教育におけるperson centered careに関する教育と意義に関する文献検討を行った。先行研究では、学生の実習の学びや学生自身の変化、実習で経験した看護技術の実態、学生のフィジカルアセスメント能力や看護過程に関わる認知思考能力、尺度を用いたコミュニケーション能力等、主として実習での学生のスキルや学び全般に焦点をあてた研究は多いものの、実習での学生の臨床の場や患者のとらえ方、それに対する教員のかかわり、学生の患者理解の変化や深まりについては研究が少なく、十分には明らかにされていないことが示唆された。当初、文献検討をふまえて、実習カンファレンスのフィールドワーク及び実習指導教員のインタビュー調査を実施する予定であったが、COVID-19の感染の完全収束に至っていない状況から、実習のフィールドワークは困難であると判断し、実習において教員が学生の患者理解をどのようにとらえ、「患者中心」の看護の学習支援をどのように行っているのかを明らかにするために、実習指導教員への半構造化インタビュー調査を計画し、2022年2月に研究者所属施設の研究倫理審査委員会の承認を得た。2022年度は、研究計画に沿って10名の研究参加者へのインタビュー調査を実施し、現在データの質的分析中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
理由 2020年冬以降のCOVID-19感染症流行以降、講義、演習、実習等の学事関連の運営、調整や学生対応等の業務が増加し、年間を通して土曜日まで演習を行ったり、実習の追加補講を行う等学事業務の負担増が続き、研究時間の確保が困難な状況であったため。
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Strategy for Future Research Activity |
これまで行ってきた患者受け持ち実習における看護学生の患者理解に関する文献検討について、論文投稿の準備を行っていく。 また、併せて、実習において教員が学生の患者理解をどのようにとらえ、「患者中心」の看護への学習支援をどのように行っているのかを明らかにすることを目的に、研究倫理審査の承認を得た患者受け持ち実習(2~3週間の期間で行われる基礎看護学実習またはそれ以外でも成人期の患者を受け持ち看護過程を展開する看護学実習)を担当する教員を研究参加者とした半構造化インタビュー調査によるデータ収集、データ分析を進めていく。研究参加者は、機縁法にて10~15名程度募集予定であり、2022年度に得られた10名の研究参加者に加えて、さらに数名の研究参加者を募る予定である。2023年度は得られたインタビューデータを逐語録に起こしたものについて、質的記述的デザインに基づき、オープンコーディング、焦点的コーディング、比較分析を行い、テーマを抽出するプロセスに沿って分析を行う。得られた結果について、学会発表、論文投稿に向けて準備を進めていく予定である。
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Report
(5 results)
Research Products
(1 results)