Project/Area Number |
18K18298
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 80030:Gender studies-related
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Research Institution | Toyo University (2022-2023) Yamanashi Gakuin University (2018-2021) |
Principal Investigator |
大高 瑞郁 東洋大学, 社会学部, 准教授 (70583441)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2020: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2019: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | 男女共同参画 |
Outline of Annual Research Achievements |
【研究7】を実施した. 【研究7】Lai et al. (2014) は,潜在的な人種的偏見に対する17の介入効果を比較し「肯定的な黒人,否定的な白人」という反ステレオタイプ事例をシナリオで提示する介入が最も効果的だと結論づけている.反ステレオタイプ事例として一般人を提示し,一般成人を対象に検証した【研究6】において,男女共同参画について,伝統的な潜在的ステレオタイプや顕在的態度を持つ一部の対象者に対してしか,介入効果が見られなかった.その理由の一つとして,介入効果が弱かった可能性が考えられる.そこで【研究7】は,Lai et al. (2014, p.7 Intervention 4: Vivid Counter Stereotypical Scenario) に基づき,一般人の反ステレオタイプ事例をシナリオで呈示し,一般成人を対象に検証した.シナリオ作成にあたっては,vivid(鮮やかな,真に迫った)で, evocative(呼び起こす,喚起する)なものとなるよう留意した. その結果,年代・性別に関わらず,反ステレオタイプ事例の呈示によって,潜在的な父親・母親ステレオタイプが平等的になることが示され,反ステレオタイプ事例の呈示による介入効果が見られたと考えられる.また【研究6】と同様,男性参加者は女性参加者より,父親の育児参加・母親の社会進出に対する態度が伝統的であることも示された.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
【研究7】を実施し,【研究6】について国際学会および国内学会で,【研究2】について国際学会で発表予定であるため.
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Strategy for Future Research Activity |
【研究6】について国際学会および国内学会で発表すると共に,査読の有る図書の1章として発表したいと考えている. また【研究2】について国際学会で発表したいと考えている.
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