『地域住民のための水害リスクコミュニケーション・サイト』の開発と検証
Project/Area Number |
18K18317
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 90010:Design-related
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Research Institution | Okayama Prefectural University |
Principal Investigator |
齋藤 美絵子 岡山県立大学, デザイン学部, 准教授 (30326417)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | 水害リスク / リスクコミュニケーション / 相互理解 / 避難計画 / データビジュアライゼーション / 水害リスクコミュニケーション / インフォグラフィックス / ICT活用 / ウェブサイト |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、ソフト対策が急がれる豪雨災害対策において、効果が期待されながらも頻繁な実施や参加者確保が難しい地域住民向けの防災ワークショップを対象とし、オンデマンドデジタルツールにおいても地域住民が適切なコミュニケーションを行うことができるリスクコミュニケーションサイトの開発を目的としている。本研究における適切なコミュニケーションとは、自身のリスクを理解し地域住民間のリスクの違いを共有・相互理解することとし、そのためのオンデマンドデジタルツールの要素および機能を明らかにするものである。 今年度は、地域住民向け防災ワークショップに変わる手法としてのインフォグラフィックスの効果について明らかにした。特に、地域住民向け防災ワークショップにおけるファシリテータの役割やスキルに注目し、地域住民間のリスクの違いを共有・相互理解することを目的としてリスク情報を可視化する際には、各人にとってのリスクを具体的に想起させるためのストーリーテリングが重要であることを確認した。地域住民から収集したデータを事実として可視化し提示する場合と、データの意味をストーリーを伴って可視化し提示する場合とを比較し、後者の方が地域住民間のリスクの違いを認知しやすくなることが確認できた。 また、最終成果である地域住民のための水害リスクコミュニケーション・サイトの開発に着手している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
リスクコミュニケーションサイトの完成に必要なビジュアルデザインが一部完了しなかったため、被験者による最終評価に至らなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
リスクコミュニケーションサイトの未完成部分について外部委託などを活用し早急に完成させ、最終評価のための被験者実験を実施する。
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Report
(5 results)
Research Products
(6 results)