Study of virtually revitalizing the town of Namie and reconstructing its community
Project/Area Number |
18K18326
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 90020:Library and information science, humanistic and social informatics-related
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Research Institution | The University of Tokyo (2022-2023) Tohoku University (2018-2021) |
Principal Investigator |
佐々木 加奈子 東京大学, 先端科学技術研究センター, 特別研究員 (80782044)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
Fiscal Year 2020: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2019: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | 避難者 / 浪江町 / 記憶継承 / バーチャル / 写真 / デジタルアーカイブ / 物語 / 記憶 / ライフストーリー / 原発避難者 / ワークショップ / 手紙 / アーカイブシステム / 福島 / 自己表現 / コミュニケーション |
Outline of Annual Research Achievements |
全国散り散りになった原発避難者は, 避難者であるというスティグマによって口を閉ざし, 孤立した状況下で生活をおくっている。 震災前の町の様子や思い 出は語られなくなり, 町自体が消滅したかのようになってしまった。次世代に向けた地域の記憶や文化の継承は危機的状況である。 この状況を改善するために は,避難者の語りを積極的に引き出し, アーカイブできるシステムが必要である。本研究では、バーチャルコミュニケーションを原発避難者のスティグマ解放と 地域記憶継承問題のために,浪江町民がどこからでも参加でき, 心の拠り所となる ようなバーチャルコミュニティー形成モデルを開発し,第三者も利用閲覧可 能な新しいタイプのアーカイブシステムを構築することを目指している。 総括として、毎日どこでも誰でも投稿が可能な「ナミエノジカン」というデジタルカレンダーを制作した。このカレンダーは写真と物語を同時に投稿できるものである。最終年度はこの365日間綴られたオンラインプロジェクトを本にまとめた。社会学者、アートキュレーターの方々にも記憶をお願いした。完成した本は、浪江町や、これまでお世話になった方々に配布した。
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Report
(6 results)
Research Products
(16 results)