Cause-Related Marketing (CRM) for Disaster Relief: A Study on Sustainable Support through Consumer Engagement
Project/Area Number |
18K18578
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Medium-sized Section 7:Economics, business administration, and related fields
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
馬場 新一 神戸大学, 経営学研究科, 経営学研究科研究員 (50722641)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
國部 克彦 神戸大学, 経営学研究科, 教授 (70225407)
森村 文一 神戸大学, 経営学研究科, 准教授 (80582527)
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Project Period (FY) |
2018-06-29 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥6,370,000 (Direct Cost: ¥4,900,000、Indirect Cost: ¥1,470,000)
Fiscal Year 2020: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2018: ¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
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Keywords | 被災地・者支援と消費行動 / コーズ・リレーテッド・マーケティング / エシカル消費 / 大学生のエシカル意識 / エシカル情報への反応 / 大学生の情報認識行動 / 災害復興支援 / Cause Related Marketing / 企業と消費者が協力 / CRM / CRM(コーズ・リレーテッド・マーケティング) / 被災企業 / 商店街間の復興支援 / 倫理的消費 / 被災地支援事業 / CRM / ESG / CSR / CSV / 社会的価値創造 / 被災地支援 / ヤフー被災地支援 / 被災者支援 / 復興支援資金 |
Outline of Annual Research Achievements |
被災地・者(以下被災者)を支援する目的の寄附金が付いた商品を販売して、被災者を支援するコーズ・リレーテッド・マーケティング(以下CRM)が研究テーマである。本研究期間中にクラウドファンドや被災地産品のネット販売など多様な支援が市民権を得た。しかし、このような支援は単発で終わることが多く、米国の例を取れば、ニューオーリンズのハリケーン被害は15年後も継続して支援が行われており、市民の意識の差が継続の課題と考えた。CRMのような消費を通した社会的支援を継続するには、市民の意識と行動を変容する必要がある。社会的消費の支援は「エシカル消費」として、政府も促進を図っている。CRMによる被災者支援を図るエシカル消費の定着を最終年度の研究課題とした。 神戸大学生はSDGsの理解度が高いとのデータがあり、エシカル消費の理解促進と行動変容の研究対象とした。エシカル消費の理解と共感を得られるか、パーム油製造で森林を破壊している情報を大学生協の売店にポスター掲示した。次に森林破壊を防ぐ活動をしているマークがついた商品を、周知ポスターの近くで販売した。ポスター掲示後(夏休み除く9週経過)、学生にLINEでアンケート調査を実施した。次に、14週目にインパクトを強めたエシカルポスターへ変更した。その2週後から、購入者へのアンケートを実施した。 アンケートの回答は、エシカル消費への関心と行動は低調だった。購入者も80%がポスターを見ていなかった。平面のビジュアル情報は、学生の関心を興せなかった。しかし、80%超の学生は、エシカル行動として、マイバッグの持参と期限間近の値引商品を購入していた。また、エシカル消費に関心を持って行動したいと考えている学生は34%いた。今年度の実験は、情報の伝え方と内容に課題があると分かった。情報伝達の修正で、学生に定着できる可能性がある。社会貢献につながる本研究を継続する。
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Report
(6 results)
Research Products
(3 results)