Data-driven approach to the diversity of reactive astrocytes
Project/Area Number |
18KT0071
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 特設分野 |
Research Field |
Complex Systems Disease Theory
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
森田 光洋 神戸大学, 理学研究科, 准教授 (50297602)
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Project Period (FY) |
2018-07-18 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
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Keywords | 脳傷害 / 神経幹細胞 / ネスチン / アストロサイト / グリア瘢痕 / 活性化アストロサイト / オリゴデンドロサイト前駆細胞 / バイオマーカー |
Outline of Annual Research Achievements |
脳傷害に伴って集積する活性化アストロサイトの一部では、神経幹細胞マーカーであるネスチンが発現する。これまでの研究により、ネスチンプロモーターはオリゴデンドロサイトまたは脳室下帯の神経幹細胞に由来するネスチン陽性活性化アストロサイトを標識する一方、GLASTおよびGFAPプロモーターはアストロサイトに由来するネスチン陽性活性化アストロサイトをGFP標識することが示されている。これらの細胞が脳傷害回復過程において神経細胞に分化する可能性を検討したが、そういった例は見られなかった。その一方で、オリゴデンドロサイト前駆細胞に由来するネスチン陽性活性化アストロサイトは損傷と正常部位の境界に生じるグリア瘢痕の実態であり、STAT3遺伝子の特異的欠損により活性化を抑制するとグリア瘢痕の形成が抑制されることが明らかとなった。また、神経幹細胞やアストロサイトに由来する活性化アストロサイトは損傷回復後に減少することから、回復に何らかの寄与をする一方で、最終的には除去されることが示唆された。本年度はこれらネスチン陽性活性化アストロサイトの遺伝子発現の多様性を検討するため、ネスチン陽性活性化アストロサイトの培養系を確立し、検討を行った。新生仔ラットの大脳皮質から調整した培養アストロサイトは無結成条件下で神経幹細胞の維持に用いられる成長因子(EGF, bFGF)で処理することによりネスチンの発現を増加させ、これをhanging drop法により強制的に凝集させた場合、神経幹細胞と類似したneurosphereを形成し、さらに成長因子を除去した場合、神経幹細胞と同様に神経細胞を賛成することが見いだされた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルスのために担当していた学生が研究をすすめることができず、そのまま卒業したため、本来の目的である遺伝子の発現解析が十分行われていない。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度に確立したネスチン陽性活性化アストロサイトの培養系を用いて本来の目的である遺伝子発現の解析を完成させる。
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Report
(5 results)
Research Products
(31 results)