Project/Area Number |
19014014
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | Yokohama National University (2008) Osaka University (2007) |
Principal Investigator |
片山 郁文 Yokohama National University, 学際プロジェクト研究センター, 特任教員(助教) (80432532)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
芦田 昌明 大阪大学, 基礎工学研究科, 准教授 (60240818)
川山 巌 大阪大学, レーザーエネルギー学研究センター, 助教 (10332264)
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥5,200,000 (Direct Cost: ¥5,200,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2007: ¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
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Keywords | 光誘起相転移 / 広帯域テラヘルツ分光法 / 量子常誘電体 / 強相関有機ラジカル / 誘電体薄膜 / テラヘルツ時間領域分光法 / パルスレーザー蒸着法 |
Research Abstract |
本研究では、様々な誘電体の薄膜を作成し、それを用いて光照射下のテラヘルツ応答の変化を測定し、光照射によって巨大な光応答を示す物質の探索とそのメカニズムを解明することを目的として、研究を行った。その過程で、誘電体薄膜の膜質モニタ手法としてのテラヘルツ分光法の可能性を実証し、これを用いることで、より結晶性の高い、良質の薄膜作製手法を開発する一助にすることができることを示した。特に量子常誘電体のSrTiO_3薄膜のテラヘルツ電磁波応答を広帯域で測定することに成功し、その誘電特性を決定している、ソフトモードの誘電分散を前領域で明らかにしている。また酸素アニールによってその誘電特性が変化し、よりバルクに近い良質な結晶が得られることを示した。また、分子性の誘電体である強相関有機ラジカル結晶TTTAを測定し、光照射によっておこる光誘起相転移に伴って、テラヘルツ領域の振動モードが大きく変化することを示した。これによって、テラヘルツ領域の測定が広く一般に相転移を示す物質のモニタリング手法として適していることを示している。しかしながら、これまでのところ光照射によるテラヘルツ領域の誘電特性の変化を検出するには至っていない。今後はより高感度のテラヘルツ測定手法を開発していくことで、光照射による微小な変化をも検出できるように系を改良し、光照射下での物性変化メカニズムをテラヘルツ分光、超高速分光の手法を用いて明らかにする研究を行っていく予定である。
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