Project/Area Number |
19020055
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
田丸 良直 長崎大, 工学部, 教授 (80026319)
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥4,400,000 (Direct Cost: ¥4,400,000)
Fiscal Year 2008: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2007: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | 触媒 / C-C結合形成 / ニッケル / アミン / アルデヒド / ノルボルネン / イソプレン / ブタジエン |
Research Abstract |
1) ニッケル触媒を用いる1,3-ジエン(イソプレン)、アルデヒド、アミン、有機亜鉛の4成分連結反応による位置、立体選択的なビスホモアリルアミン類の合成法を開発した。アミンが脂肪族のばあい1,3-ジエン2分子が反応に関与し、有機亜鉛:1,3-ジエン:アルドイミン=1:2:1の生成物を選択的に与えることも発見した。 2) 上記反応の反応試薬として有機亜鉛のかわりに有機ホウ素、有機アルミニウムを検討し、それぞれの有機金属種の反応特性を解明した。 3) 上記反応はアルデヒドとアミンとの縮合反応でアルドイミンを生成する際1分子の水が生じる。反応を進めるにはこの水が必須である。すなわち、別途合成したアルドイミンでは反応は進まない。この原因究明を行ったが、現時点では明快な解答は得られていない。 4) 上記反応のアルデヒドやアミンの種類に対する適用範囲(反応許容性)の検討を行い、脂肪族や芳香族のアルデヒドやアミンについても好結果が得られた。 5) ニッケル触媒を用いるアセチレン、1,3-ジエン(イソプレン)、アルデヒド、アミン、有機亜鉛の5成分連結反応による位置、立体選択的なω-(Z)-アルケニルホモアリルアミン類の一段階合成法の開発、および生成物のX-線単結晶構造解析による構造決定に成功した。 6) アセチレンのかわりにノルボルネンを用いる、ニッケル触媒を用いるノルボルネン、1,3-ジエン(イソプレン)、アルデヒド、アミン、有機亜鉛の5成分連結反応による位置、立体選択的なホモアリルアミン類の一段階合成法の開発に成功した。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)