Project/Area Number |
19020065
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | Tokyo University of Science |
Principal Investigator |
椎名 勇 Tokyo University of Science, 理学部, 教授 (40246690)
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥4,400,000 (Direct Cost: ¥4,400,000)
Fiscal Year 2008: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2007: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | 3成分連結反応 / Friedel-Crafis反応 / シリルエーテル / 芳香族アルデヒド / シンナミルシラン / アニソール / 四塩化ハフニウム / 4, 4-ジアリールー1-ブテン類 / 芳香族求電子剤 / 不飽和型求核剤 / ワンポット連結反応 / 疑似ホルモン型治療薬 / イドキシフェン / ドロキシフェン / ラソフォキシフェン |
Research Abstract |
ベンズアルデヒドにアリルシランを作用させてベンジルシリルエーテルを系内で発生させ、この中間体に対してアニソールを求核攻撃させれば連続的なFdedel-Crafts反応が進行するものと予想し、これら三者のワンポット縮合反応の検討を行った。実際に金属トリフラートの存在下で芳香族アルデヒドとアリルシランの反応をアニソール中で行った場合には過剰反応の抑制が困難であったが、金属クロリド、特に四塩化ハフニウムを触媒に用いると上記反応は円滑に促進され目的とする3成分連結体が良好な収率で得られることが分かった。さらに、同様の条件で様々な芳香族アルデヒドにアリルシランを作用させて種々のシリルエーテルを系内調製したところ、いずれの場合もこれら中間体に対する連続的なFdedel-Craftsアルキル化反応が速やかに進行し、対応する4, 4-ジアリールー1-ブテン類が高収率で得られることが分かった。 シンナミルシランを第一求核剤、アニソールを第二求核剤として上記反応に適用し、さらに得られた化合物の二重結合の転位反応を行う事により抗腫瘍剤タモキシフェン類の短工程合成経路を確立した。さらに、4-ピバロイルオキシベンズアルデヒドを用いた際に得られる縮合体を鍵中間体とし、その求電子環化反応を活用して多置換テトラヒドロナフタレン型化合物を合成した。これを多置換ジヒドロナフタレンへと導きアミノ基側鎖を導入することにより、3成分連結法を活用した骨粗鬆症治療剤ナフォキシジンの人工合成を達成した。
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