金ナノ粒子を用いたラベルフリー細胞内シグナル迅速アッセイ法
Project/Area Number |
19021035
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
片山 佳樹 Kyushu University, 工学研究院, 教授 (70284528)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
新留 琢郎 九州大学, 工学研究院, 准教授 (20264210)
森 健 九州大学, 工学研究院, 助教 (70335785)
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥3,700,000 (Direct Cost: ¥3,700,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2007: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | プロテインキナーゼ / 金ナノ粒子 / 基質 / ペプチド / ハイスループットスクリーニング / 比色分析 / 細胞内シグナル / 薬物探索 |
Research Abstract |
昨年、確立した金ナノ粒子を用いるプロテインキナーゼ活性評価システムを用いて、種々のキナーゼの阻害剤の阻害能の検定を行った。いずれも、報告値とほぼ矛盾のないI C50値が得られ、本システムが阻害剤評価法として優れていることを実証した。また、本システムを用いたプロテインキナーゼ阻害剤ハイスループットスクリーニングを検討した。ケミカルライブラリを用い、プロテインキナーゼCに対する阻害能を評価したところ、0.8と高いZ'値が得られ、本法がハイスループットスクリーニング法として、十分適用可能であることが分かった。また、実際に阻害能を探索したところ、ケミカルライブラリに含まれていた既知の阻害剤2種は、すべてヒットした。その他にも、新規な阻害能を有する物質がヒットした。 また、実際にがん患者の摘出標本を用いて、がん細胞内で亢進しているプロテインキナーゼCαの活性を評価することにも成功した。11例の乳がん患者の摘出標本を用い、正常組織部分では、本キナーゼの活性は見られなかったのに対し、がん組織部位では顕著な活性が認められた。このことより、本法ががんの診断に適用できる可能性が示された。
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Report
(2 results)
Research Products
(25 results)