共役系高分子による超分子錯体形成とその機能化に関する研究
Project/Area Number |
19022017
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
原田 明 Osaka University, 大学院・理学研究科, 教授 (80127282)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山口 浩靖 大阪大学, 大学院・理学研究科, 助教 (00314352)
高島 義徳 大阪大学, 大学院・理学研究科, 助教 (40379277)
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | 超分子科学 / 超分子集合体 / 導電性高分子 / シクロデキストリン / ロタキサン / オリゴチオフェン / 超分子構造解析 / 回転運動観察 / 超分子ポリマー / ポリロタキサン |
Research Abstract |
近年、共役ポリマーの合成が盛んに行われその特異な発光特性、電気的特性が明らかとなり、様々な分野への応用が期待されている。我々な共役ポリマーを複合化し、高次構造を厳密に制御することで新たな機能性発現をめざす。本研究では、導電性高分子材料として注目されているオリゴチオフェンを用いて超分子錯体形成を試みた。もう一つの研究課題として、ガラス基板上に共役分子を修飾し、これを軸分子としてガラス基板上にロタキサン分子を修飾を行った。そして、その分子運動を全反射型蛍光顕微鏡を用いて単一分子レベルでの環状分子の回転運動について観察を試みた。 CDをオリゴチオフェンに修飾し、水溶液中における挙動を観察したところ、分子集合体の形成を示唆する結果が得られた。この集合体の形成はオリゴチオフェンの鎖長に依存しており、鎖長が長いとひも状の集合体の形成が原子間力顕微鏡から観察された。 回転運動の観察における研究では、高精度に対物レンズをシフトさせ場合(Defocus状態)、蛍光分子の配向を双極子遷移モーメントに由来する三次元座標情報として得る事が出来る。このとき回転運動をリアルタイムに観測する事が出来る。G-R-CDの蛍光観察をDefocus測定を行うと乾燥状態ではTwo robeのイメージが得られ、測定時間中、変化しなかった。一方、水溶液中においては得られたイメージからPattern machingを行うことにより、23℃においては360°/300ms以上の速さで回転運動している事が明らかとなった。
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Report
(2 results)
Research Products
(16 results)