Project/Area Number |
19022038
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | National Institute for Materials Science |
Principal Investigator |
有賀 克彦 National Institute for Materials Science, 国際ナノアーキテクトニクス研究拠点, 主任研究者 (50193082)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
ヒル ジョナンサン ピー (HILL Jonathan P.) 独立行政法人物質・材料研究機構, 国際ナノアーキテクトニクス研究拠点, 研究員 (30421431)
中西 尚志 独立行政法人物質・材料研究機構, ナノ有機センター, 主任研究員 (40391221)
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | ナノ材料 / 共役オリゴマー / 分子パターン / 超分子化学 / ポルフィリン / ナノリングラフィー / 分子メモリー / ドラッグデリバリー / ナノリソグラフィー |
Research Abstract |
情報の高密度化、非常に効率のよいエネルギー変換、精緻な分子認識などの革新的機能には、ナノメートルスケールの構造の精密制御は欠かせない。その一方で、我々の実生活に寄与する材料は、目で見えるような大きさのバルクな素材であることが多い。我々の生活に革命をもたらすような新機能材料の開発は、これら相異なる二つの要素を盛り込んだ物質・材料をデザイン・作製することが必須となる。つまり、精緻なナノ構造の特徴を生かしたまま目で見えるような大きさの素材を組み上げることである。そのための有力な方法論の確立を目指して、我々は、硬い共役結合を持った分子やそのオリゴマーが、定まった形を持つことの着目し、それらが基板上に形成するパターンを鋳型としたナノリングラフィー法の開発に取り組んでいる。上記研究課題の第一段階として、現在、いくつかの二次元パターンを作製することに成功した。tert-ブチル基を有するテトラフェニルポルフィリンが作るパターンでは、ヘキサゴナル相とスクエア相を可逆的に転移することが観測された。これらの相は、基板上でのコンフォメーション変化に依存している。また、別条件下や作られた相では、相境界を分子自らのコンフォメーション変化で補っていることが確かめられた。立体障害の少ないメチル基を持つ誘導体を持つ化合物を用いた場合には、水酸基間の水素結合が可能となり、カゴメパターンが得られることが明らかとなった。これらのユニット分子を用いた分子メモリーシステムの検討や、無機の超階層構造によるドラッグデリバリーシステムの開発なども手がけた。
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