人と車の安全・安心向上のための監視カメラ画像活用技術に関する研究
Project/Area Number |
19024017
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
上條 俊介 The University of Tokyo, 生産技術研究所, 准教授 (70334357)
|
Project Period (FY) |
2007 – 2008
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
|
Budget Amount *help |
¥10,500,000 (Direct Cost: ¥10,500,000)
Fiscal Year 2008: ¥5,200,000 (Direct Cost: ¥5,200,000)
Fiscal Year 2007: ¥5,300,000 (Direct Cost: ¥5,300,000)
|
Keywords | センサネットワーク / 画像認識 / 人物行動把握 / トラッキング / ITS / 安全運転支援 / アルゴリズム / 確率論 / 交通事故 / 人工知能 |
Research Abstract |
近年、車両の往来する道路空間や人の往来する公共空間において監視カメラが急激に増えているが、取得された画像のほとんどが目視されることなく捨てられている。本研究では、爆発的に増大するこれらの画像情報を有効活用し、社会の安全安心を確保するため、画像監視技術を用いた自律型センサーネットワークの開発を行なうことを目的としている。人物の往来する公共空間の安全安心の目的では、人物監視画像センサーネットワークの開発を行なった。駅や店舗前等における歩行者の行動や属性(車椅子、乳母車、キャリーバッグ等)を分類し、理解するためのアルゴリズムを開発した。昨年度の研究において、エキストラを用いた駅の改札口やホームにおける各種行動の画像ライブラリを作成した。今年度は、この行動辞書に基づき、シルエットや歩行軌跡とを併せて解析することにより、異常行動を検出する技術を開発した。また、あるカメラ視野画像において注目された特定人物を複数のカメラに渡って追跡する技術の開発を行なった。その結果、従来にない精度での人物監視が可能となったと考えられる。しかし、実用に供するには、今後とも行動辞書をさらに充実させ、シルエット解析等の精度を向上させることが望まれる。車両の往来する道路空間の安全安心の目的では、道路に等間隔に設置された画像センサーを用いた安全運転支援システムを開発した。昨年度は、トンネル内の過密交通時のブレーキングによって発生する疎密波を検知し、上流から進入するドライバーヘ知らせるシステムの開発を行なった。今年度は、情報提供を受けたドライバーに対する、欠報および誤報、ならびに疎密波との遭遇位置の影響を確認するため、ドライビングシミュレータによる実験を行なった。この結果に基づいてセンサーの感度を調整することで、人間工学に配慮したセンサーネットワークを構築することができた。
|
Report
(2 results)
Research Products
(22 results)