Budget Amount *help |
¥7,600,000 (Direct Cost: ¥7,600,000)
Fiscal Year 2008: ¥3,800,000 (Direct Cost: ¥3,800,000)
Fiscal Year 2007: ¥3,800,000 (Direct Cost: ¥3,800,000)
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Research Abstract |
近年, モバイル技術および無線通信技術の発展により, 人々が受け取る情報は飛躍的に増大しており, 大量のデータから必要なデータのみを抽出する情報フィルタリング技術, 必要なデータを的確にユーザに提示する情報提示技術の重要性が高まっている. 本研究では今年度, (1)センサ情報と入力情報のフィルタリング技術を活用した提示デバイスの動的選択機構, (2)ユーザの要求とセンサ入力を統合的に取り扱い, 容易にアプリケーションを構築できるWearable Toolkitと呼ぶルールエンジンおよび関連ツール群の開発, (3)装着型センサを管理し, 故障検出や電源管理を行うデバイスCLADの開発, また, CLADを活用した低消費電力な状況認識アルゴリズムによる常時状況認識環境の実現, を行った.さらに, 上記の状況認識およびウェアラブルの基盤システム開発を応用し, ナビゲーションシステムや技術伝承システム, 新たな文字入力システム, MCシステム, バイクレース支援システムなどを開発し, 枠組みの提案だけでなく提案機構が実際に運用に耐えるクオリティにあることを明らかにした.これらの技術によって, 必要なときに必要な情報が得られる常時情報フィルタリング環境が実現された.これらの要素技術はユビキタスコンピューティング分野や拡張現実感分野のトップカンファレンスであるPervasive2008やISMAR2008に採択されるなど高い評価を受けた.
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