可逆的配位座制御を基盤とする高効率ヒドロアシル化反応の開発
Project/Area Number |
19028015
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | Tokyo University of Agriculture and Technology |
Principal Investigator |
田中 健 Tokyo University of Agriculture and Technology, 大学院・共生科学技術研究院, 准教授 (40359683)
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Project Period (FY) |
2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | ヒドロアシル化反応 / 炭素-炭素結合生成反応 / C-H結合活性化反応 / 付加環化反応 / ロジウム / アルデヒド / アルキン / アルケン |
Research Abstract |
我々は最近、カチオン性ロジウム/二座ホスフィン錯体が付加環化反応やσ結合活性化反応等の極めて優れた触媒となることを見出し、多数の触媒的炭素-炭素及び炭素-ヘテロ原子結合生成反応を開発した。更に、これらの新規触媒反応の不斉触媒反応への展開にも成功した。今回これらの反応に、反応基質あるいは第二の配位子としてカルボニル化合物を用いると、1)アルデヒドとアクリルアミド誘導体を用いた新規分子間ヒドロアシル化反応、2)2-ビニルベンズアルデヒドや2-アルキニルベンズアルデヒドと、ア夕リルアミド誘導体、ジカルボユル化合物、及びアシルホスホネートとの形式的分子間不斉[4+2]付加環化反応、3)5-アルキナールの様々な触媒的骨格異性化反応、4)ジインあるいはエンインとジカルボユル化合物、及びジインとアシルホスホネートとの触媒的分子間不斉[2+2+2]付加環化反応、5)アリールケトン、ベンズアミド、及びアクリルアミド誘導体のオルト位C-H結合活性化反応を経由する、アルキンへの触燃的ヒドロアリール化及びヒドロアルケニル化反応、6)エナミドとa,ω-ジインとの不斉[2+2+2]付加環化反応、7)アルケンとジアルキルアセチレンジカルボン酸エステルとの共二量化及び不斉共三量化反応、8)第二の配位子としてエノール化可能な環状ジカルボニル化合物を用いた、α、ω-ジインのトリェンヘの新規環化異性化反応、等の様々な新しい協奏的な分子触媒反応が進行することを見出した。
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Report
(1 results)
Research Products
(21 results)