Project/Area Number |
19029043
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
森田 明弘 Tohoku University, 大学院・理学研究科, 教授 (70252418)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大内 幸雄 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 准教授 (60194081)
宮前 孝行 独立行政法人産業技術総合研究所, ナノテクノロジー研究部門, 研究員 (80358134)
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Project Period (FY) |
2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | 和周波発生 / 電解質水溶液 / 表面・界面 / 分子動力学シミュレーション |
Research Abstract |
液体や高分子界面構造の精密な理解に向けて、界面和周波分光の実験と分子動力学シミュレーションの緊密な協力による研究を展開した。本年度は特に電解質の酸水溶液界面の構造解析について、界面近傍でのイオンの特異的な構造を研究した。近年、酸水溶液界面ではヒドロニウムカチオンが選択的に界面に分布する構造が安定であると理論的に予想されていたが、和周波分光の実験が確かにその構造を検出していることを理論計算との直接比較によって実証した。また、大気中の硫酸エアロゾルの主成分である硫酸水溶液の界面構造について、和周波分光によって硫酸分子やアニオンを直接測定し、界面近傍での硫酸分子と一価アニオンを区別して検出することに成功した。それは、これまで明らかでなかった界面での局所的な酸解離平衡についての知見を得て、バルク中との違いについても議論できるようになった。さらに理論計算との比較によって、その詳細な構造情報を明らかにしている。
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Report
(1 results)
Research Products
(11 results)