Project/Area Number |
19034004
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
前川 展祐 Nagoya University, 大学院・理学研究科, 准教授 (40273429)
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Project Period (FY) |
2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 超対称性 / 大統一理論 / B中間子 / 世代対称性 / CP対称性 / 超対称性CP問題 |
Research Abstract |
E6×世代対称性模型において、CP対称性を自発的に破ることで、小林-益川位相を導出できるだけでなく、超対称性模型における深刻な問題の一つである超対称性CP問題をも解決できることがわかった。アップクォークの湯川結合定数が実になることで、Chromo-Electric dipole momentから来る厳しい制限をも、回避できることはとても非自明なことと考える。同時に、アップクォークの質量の小ささを実現する際に必要だった相殺なしに、アップクォークの質量の小ささが実現できた。また、E6×世代対称性模型において、予言される超対称性の破れのスペクトラムがLHC実験でどのように見えるか、という研究を行った。最後に、大統一理論の問題を解く際に重要な役割を果たした異常U(1)ゲージ対称性を用いると、少しの変形で超対称性が自発的に破れる模型になることを示した。その際に、モジュライの安定性を実現する新たなシナリオを提案した。
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