RIG-I、MDA-5からIRF-3に至るシグナル伝達の構造生物学
Project/Area Number |
19041003
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
稲垣 冬彦 Hokkaido University, 大学院・薬学研究院, 教授 (70011757)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 清大 北海道大学, 大学院・薬学研究院, 博士研究員 (90399965)
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥7,500,000 (Direct Cost: ¥7,500,000)
Fiscal Year 2008: ¥3,800,000 (Direct Cost: ¥3,800,000)
Fiscal Year 2007: ¥3,700,000 (Direct Cost: ¥3,700,000)
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Keywords | ウイルス感染 / RIG-1 / MDA-5 / LGP2 / RNA結合ループ / dsRNA / 5'ppp-ssRNA / 二重連鎖DNA |
Research Abstract |
RIG-I like receptor(RIG-I, MDA5, LGP2)は細胞内に侵入したウィルス由来の二重鎖RNA(dsRNA)や5'ppp-ssRNAを認識し、IFN産生を促す細胞質内レセプターである。それぞれ異なるタイプのウィルスを認識することが知られている。我々は、これらのタンパク質に比較的保存されたC末端ドメイン(CTD)を見出し、このドメインの構造をNMR法により決定した。ついで、dsRNA, 5'ppp-ssRNAを適定し、化学シフト変化より、RNA結合部位を同定するとともに、RNA認識の分子機構の解明を行った。 RIG-I, MDA5, LGP2のCTDドメインはともによく似た立体構造を取っていた。分子中央部には塩基性の表面が存在し、良く保存された塩基性残基が存在していた。RIG-I, LGP2では、溝の一方の壁を形成するRNA結合ループが立ち上がり、比較的深い溝が形成されるのに対し、MDA5ではRNA結合ループはフラットな形状をとり浅い溝が認められるにすぎない。dsRNA, 5'ppp-ssRNAとRIG-I, MDA5, LGP2の結合をSPRにより測定したところ、RIG-I, LGP2はともに強くRNAを結合するのに対し、MDA5はほとんど結合しなかった。RNA結合ループがRNA結合に重要な役割を果たしていることがわかる。実際、RIG-I, LGP2に保存されたRNA結合ループ上のPheに変異を加えると、RNAの結合は認められなかった。今回の結果より、RLRによるウィルスの識別がCTDにより行われていることが明らかとなった。
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Report
(2 results)
Research Products
(23 results)