Project/Area Number |
19041015
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
山本 友子 Chiba University, 大学院・薬学研究院, 教授 (60110342)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高屋 明子 千葉大学, 大学院・薬学研究院, 講師 (80334217)
大矢 麻衣 千葉大学, 大学院・薬学研究院, 助教 (60456093)
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥15,600,000 (Direct Cost: ¥15,600,000)
Fiscal Year 2008: ¥7,900,000 (Direct Cost: ¥7,900,000)
Fiscal Year 2007: ¥7,700,000 (Direct Cost: ¥7,700,000)
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Keywords | サルモネラ / 病原性 / マクロファージ / 細胞内寄生 / 感染症 / 細菌 / 遺伝子 / 発現制御 |
Research Abstract |
サルモネラはSalmonella Pathogenicity Island (SPI)-1 Type3 secretion system (T3SS)の機能によりマクロファージや樹状細胞に細胞死を誘導するが、この細胞死はCaspase-1依存的な炎症性サイトカインの誘発を伴うピロトーシスという新たな細胞死として位置つけることが提唱されている。我々は、SPI-1 T3SSを過剰に発現するサルモネラが、マクロファージにCaspase-1依存的な細胞死に加えて、Caspase-3依存的な大量のアポトーシスを誘導することを見出し報告している。本年度はCaspase-3活性化経路について詳細な検討を行い、SPI-1 T3SS過剰産生サルモネラ感染マクロファージでは、Caspase-8過剰活性化→Bid→Bax→CytochromeC遊離→Caspase-9活性化の経路により大量のCaspase-3が誘導されていることを明らかにした。さらに、サルモネラSPI-1野生株感染マクロファージにおいてもCaspase-8活性化が起こること、しかしこのレベルのCaspase-8ではCaspase-9, Caspase-3の活性化に至らずアポトーシスは誘導されないことを見出した。サルモネラ感染におけるCaspase-8活性化の意義を明らかにするため、「Caspase-8活性化を介した炎症性サイトカイン誘発経路の存在」の可能性を考え検討を行った。又、Caspase-8活性化に関わるサルモネラのエフェクターを同定するために、SPI1発現を統合的に制御する転写因子HilAにより活性化される遺伝子をDNA arrayを用いて網羅的に解析した。現在までに3つの遺伝子産物がCaspase-8活性化エフェクター候補となっている。
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