E1A 誘導性クロマチン制御因子による感染増殖阻止機構の解析
Project/Area Number |
19041069
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | The Institute of Physical and Chemical Research |
Principal Investigator |
横山 和尚 The Institute of Physical and Chemical Research, 遺伝子材料開発室, 室長 (80182707)
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥7,100,000 (Direct Cost: ¥7,100,000)
Fiscal Year 2008: ¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2007: ¥3,700,000 (Direct Cost: ¥3,700,000)
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Keywords | JDP2 / CMV / 転写制御 / ウイルス感染阻止 / ヒト不死化繊維芽細胞 / CMV-Cre Tg / レポーター / ヒストンアセチル化 / アランニン置換 / ヒストンシャペロン / 核内移行シグナル / JDP2会合複合体 / アデノウイルス / サイトメガロウイルス |
Research Abstract |
アデノウイルス感染によって誘導される転写因子のひとつATF-2とコアクチベーターのp300/CBPの発現を完全に抑制する宿主防御因子JDP2(Jun dimerization protein 2)を同定した。JDP2は、それ自身ヒストンと会合しクロマチン重合反応を促進すると同時に、p300/CBPのヒストンアセチル化を阻止する活性を有する新規ヒストンシャペロンである。一方、我々は、ウイルス感染において、JDP2がヒトサイトメガロウイルスプロモーターからの転写を著しく抑制する事を見いだし、その抑制活性はプロモーター上のAP-1サイトに依存する事を明らかにした。 1. JDP2の全アミノ酸に対する連続アラニン置換変異体を用いてドメイン解析を行った。 2. JDP2の核移行シグナル(NLS)と核排出シグナル(NES)を同定し、その野生型変異体を用いた局在性を明らかにした。 3. JDP2と会合する因子をエピトープタグ、アフィーニティクロマトグラフィー法によって精製し同定した。 4. サイトメガロウイルスプロモーターのAP-1サイトの変異体を用いた解析によりJDP2の抑制活性はAP-1に基因することを明らかにした。 5. サイトメガロウイルスプロモーター上のAP-1サイトに対するオリゴヌクレオチドをプローブとしてゲルシフトアッセイをin vitro及びin vivoで行い、JDP2がAP-1サイトにリクルー卜されることを明らかにした。 6. ヒト不死化線維芽細胞にJDP2遺伝子を発現させた形質転換HIFFを用いて、JDP2のサイトメガロウイルスに対する感染阻止活性をみいだした。 7. JDP2の個体レベルでの作用機序を解析するため。CMV-Creトランスジェニックマウスを作製し、その発現能を臓器別に解析した。
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Report
(2 results)
Research Products
(17 results)