Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
申請者は、DNAマイクロアレイを用いて、オオムギはるな二条の高温障害時の網羅的な遺伝子発現の変動ならびに生殖成長が進展する過程での発生分化に伴う発現変動について、はじめに明らかにし、論文発表した。また、研究支援班の協力により、我々が単離した六条オオムギと親のはるな二条を用いて、それぞれ高温障害時にみられる遺伝子発現の網羅的な解析を行った。その結果、二条と六条を比較して、通常の二条で高く発現している遺伝子の多くが、高温障害時に発現誘導されるこが明らかになった。これらは、本来、六条から二条になる過程で、穎花が退化するのに必要な遺伝子発現と高温障害時の遺伝子発現に一部共通性がみられることを示したものと考えられる。また、高温は葯特異的にオーキシンの低下を引き起こすこと、その結果、オーキシンシグナル伝達が抑制されることを、オオムギとシロイヌナズナを用いて明らかにすることができた。
All 2009 2008 2007
All Journal Article (2 results) (of which Peer Reviewed: 2 results) Presentation (2 results) Patent(Industrial Property Rights) (1 results)
International Journal of Plant Developmental Biology 2
Pages: 42-51
Molecular Genetics Genomics 278
Pages: 31-42