Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
マップベース法によるイネの配偶体型花粉不稔遺伝子の単離を行う。本来、T-DNAやTos17などのタグ系統では遺伝子単離は容易であるが、完全なものではない。それを補完するために、本研究では日本型品種台中65号へのガンマ線照射により誘発された突然変異系統を解析し、生殖研究リソースとして拡充していく。平成20年度は、以下の成果を得た。・新たな遺伝子としてgps14を同定し、染色体9に位置づけた。・gps4の高精度連鎖解析を開始した。gps4ヘテロ(06PSM338-9)に0. glumaepatulaイントログレッション系統(glumIL 127)を交雑したF1に由来する1152個体からなるF2分離集団を育成し、gps4を挟み込むDNAマーカー間(RM6370とRM8207との間)で組換えを持つ個体を172個体得た。これらの個体の花粉稔性を調査し、きらにDNAマーカーを利用した遺伝子の候補領域の絞り込みを行っている。・gps6の高精度連鎖解析を開始した。gps6ヘテロ(06PSM343-5)にO. meridionalisイントログレッション系統(merIL 27)を交雑して得た1536個体からなるF2分離集団を育成した。各個体について、花粉、葉、および種子を採取した。
All 2008 2007
All Journal Article (2 results) (of which Peer Reviewed: 2 results) Presentation (1 results)
Curr. Opin. Plant Biol. 11
Pages: 144-148
Breeding Science 57
Pages: 331-337
110006473842