DNA複製と連係したタンパク質分解機構の解明(p21Cip1を中心に)
Project/Area Number |
19044031
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | University of Hyogo |
Principal Investigator |
西谷 秀男 University of Hyogo, 大学院・生命理学研究科, 教授 (40253455)
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥6,100,000 (Direct Cost: ¥6,100,000)
Fiscal Year 2008: ¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
Fiscal Year 2007: ¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
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Keywords | 細胞周期 / 分解 / 複製 |
Research Abstract |
我々は、染色体の複製に必須なPCNAが、新たな機能として、Cu14-DDB1を含むユビキチンリガーゼとともに、Cdt1の分解に関わることを明らかにした。この分解系は、S期のみ機能する。また、UVなどのDNA損傷を受けたときにも機能する。PIP-ボックスを持つPCNA結合蛋白質は数多く知られている中で, 新規にCDKインヒビターp21がPCNA依存的に分解されることを明らかにした。これまで、SCF-Skp2系がp21の分解に関わることが報告されていたが、Skp2をサイレンシングしても影響はなかった。PCNA、Cu14, Cdt2をサイレンシングあるいは、p21のPIP-ボックスに変異を入れるとp21は、S期およびUV照射後、安定化した。Cu14やDDB1がp21と結合した。in vitroでp21がCu14-DDB1-Cdt2によりユビキチン化されることを証明するため、昆虫細胞にてこれらの因子を発現し精製した。精製複合体を、PCNAやDNA存在下でp21を基質としてユビキチン化反応を行なったところ、ユビキチン化産物と予想される高分子量産物が検出された。HeLa細胞でのp21タンパク質量を細胞周期を追って調べると、S期に減少し、G2期頃から増加し始めた。 これらの結果、S期の開始後、PCNAがクロマチンに結合すると、Cdt1に加えてCDKインヒビターp21もCu14-DDB1-Cdt2系により分解されるといえる。従って、PCNAは、細胞周期においてG1期の終了とS期の開始を結びつける重要な働きをしていると結論した。
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Report
(2 results)
Research Products
(8 results)