嗅細胞の匂い受容シグナリング及び脳への情報伝達を制御する膜蛋白質群の機能解析
Project/Area Number |
19045030
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | The Institute of Physical and Chemical Research |
Principal Investigator |
吉原 良浩 The Institute of Physical and Chemical Research, シナプス分子機構研究チーム, チームリーダー (20220717)
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥6,800,000 (Direct Cost: ¥6,800,000)
Fiscal Year 2008: ¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2007: ¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
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Keywords | BIG-2 / 嗅覚神経系 / 軸索投射 / #123 / 匂い分子受容体 / 嗅球 / 匂い地図 / 嗅覚受容体 |
Research Abstract |
私たちは、匂いセンサーとして中心的役割を果たす嗅細胞の機能発現を調節する膜蛋白質群に焦点を当てて研究を行っている。とりわけ本研究班においては、嗅細胞特異的新規ゴルジ膜蛋白質#123(未発表)及び嗅細胞軸索サブセットに発現する免疫グロブリンスーパーファミリーGPIアンカー型膜蛋白質BIG-2(J. Neurobiol. 1995; Neuro 2008)に着目し、これら分子の嗅細胞における詳細な発現様式及び生理機能の解明を目指して研究を行っている。 平成20年度に置いては、マウス嗅細胞に発現する膜蛋白質の網羅的解析を目指して、酵母シグナルシークエンストラップ法によるスクリーニングを行い、約20種類の新規分子をコードするCdnaを得た。In situ hybridization法による二次スクリーニングの結果、すべての嗅細胞と鋤鼻感覚細胞に特異的な発現を示す膜分子#123を発見した。#123は既知の蛋白質と構造的相同性を全く示さない新規分子であった。#123蛋白質を特異的に認識する抗体を作成し、免疫組織化学的解析を行ったところ、#123蛋白質は嗅細胞内のGolgi膜に選択的に局在することが明らかとなり、膜蛋白質の糖鎖修飾、細胞内移行あるいはシャペロンなどとして機能する可能性が示唆された。
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Report
(2 results)
Research Products
(26 results)