Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
科研費補助金による本テーマで有名な外国雑誌に論文が掲載されたことは、重要な成果と考えている。ひとつ明確になった重要な衛生政策上の事柄は、科学者の言動がいかに人々を翻弄するかということである。世界的な権威とされた科学者が、黒を白だと言えば、世間一般はいとも容易にその言説に流されるということである。リービッヒの事例を通して、その確かな例を発掘しえたと考えている。また19世紀の衛生学のさまざまなテーマとダーウィンの進化論が意外な結びつきを持っていたという新たな事実も解明できた。それは、著者がダーウィンについてすでに一著を成したことと無関係ではない。また衛生学の研究の中で、幾人かの女性たちの主張を取り上げるときには、これまでの歴史的なジェンダー研究が無駄ではなかったと思われる繋がりも見出すことができた。現在一冊の本にまとめているところである。
All 2009 2008 2007
All Journal Article (9 results) (of which Peer Reviewed: 3 results) Presentation (8 results) Book (4 results)
化学史研究 第35巻第4号
Pages: 189-209
Ambix Vol.55, No.2
Pages: 136-152
論集 第13号
Pages: 40-55
40015982793
化学史研究 35(4)
AMBIX 55(2)
『論集』(三重大学人文学部哲学思想・教育学部哲学・倫理学教室紀要) 13
『人文論叢』(三重大学人文学部文化学科紀要) 25
Pages: 181-191
化学史研究 第34巻第3号
Pages: 137-152
10019840521
化学史研究 34