Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
文中の名詞が述語と結ぶ意味関係を形の上で表す「格」の一つである与格の中でも、仏語を学ぶ日本人学習者が苦手とする非語彙的与格(述語が必須成分として要求しない与格)に焦点を当ててそのメカニスムを研究した。仏語では、その意味に結果を含む述語を中心とする文にこの与格が現れること(「二次叙述仮説」)、ルーマニア語では、述語の意味よりもこの与格が受けている名詞の「主題性」がこの与格の出現に関与していること、日本語ではこの与格は間接受動文の主語に相当し、ルーマニア語と同様に「主題性」が重要なポイントとなることを明らかにした。
All 2008
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