Project/Area Number |
19530786
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Education on school subjects and activities
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Research Institution | Saitama University |
Principal Investigator |
KOZAWA Motohiro Saitama University, 教育学部, 教授 (40241913)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
KATO Osamu 千葉大学, 教育学部, 教授 (20302515)
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 絵画教育 / シラバス / 個性 / 感性 / 自己実現 / 反省 / 構造化 / 自己実 / 反省・内省 / 絵画教育内容 / シラバスとアンケート / 制作と理論の相関 / 油彩画・自国の絵画 / 現代美術・メディア表現 / 感性と個性 |
Research Abstract |
平成19年度は、インターネット上から全国国立大学法人教員養成系大学・学部における絵画教育に関る授業シラバスを検索し、それらを一覧して要約的にまとめと共に、そこからキーワードを抽出し、それらの頻度をカウントして、現在行われている教育学部における絵画教育内容の総体を俯瞰できるような資料作成を行った。また、同時にシラバスだけでは明確にできないような事項、例えば絵画教育における「個性」あるいは「感性」をどう捉え、それをどう教育の中で反映させているか等の、核心的事項に対して、直接全国の絵画教員にアンケート調査を実施した。つまり、本研究のために必要な資料作成に初年度は費やされた。 平成20年度は、前年度作成した資料に基づきながら、現行の教育内容の分析及びその分析から浮上する共通事項と諸問題について、シラバス分析とアンケート結果の分析を行った。また前年度二校の大学を訪問し、実際の授業内容を取材すると同時に各絵画教員に対してインタビューをいったが、それらの資料も同時に活用しながら、絵画教育内容の構造化を進めて行った。材料や表現手法という教育内容の表層的側面に対する授業は、殆どの大学において満遍なく展開されているが、重要なことは「個性」や「感性」に密接に関わる自己発見や自己実現の問題を、いかにして教育内容の中に明文化し、かつ教育方法として具体化していくかという点にあることが、明らかとなった。つまり、学生に主体的に自己制作と作品について「反省」させる有効な方策の模索が、とりわけ教育学部の絵画教育(ひいては全教科専門の教育)にとって、極めて重要であることが明らかとなった。
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