The development of diagnostic system on the rotary hammering test for deteriorated concrete structure
Project/Area Number |
19560480
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Structural engineering/Earthquake engineering/Maintenance management engineering
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
SONODA Yoshimi Kyushu University, 大学院・工学研究院, 教授 (40304737)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
SAGAWA Yasutaka 九州大学, 大学院・工学研究院, 助教 (10325508)
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Co-Investigator(Renkei-kenkyūsha) |
BEPPU Masuhiro 防衛大学校, 建設環境工学科, 准教授
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2007: ¥3,120,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥720,000)
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Keywords | 回転式打音検査 / コンクリート構造物 / 非破壊診断 / 音響解析 |
Research Abstract |
本研究は, 従来の打音法の作業効率の改善を目的として開発された回転式打音検査法の診断メカニズムについて, 音響解析をベースとした基礎的な考察を行ったもので, 以下の成果を得た. 1) 従来の単発式の荷重入力に比べ, 打撃力のバラツキが小さく, 調査範囲の打音を連続して聞き分けることが可能なため, 欠陥の有無を識別し易い. 2) 欠陥がある場合には健全な場合と比較して, 打音の音圧が増大するだけでなく, 減衰性が低下することがわかった.従って, 打音の特徴量として最大音圧と継続時間を選択して健全部との相対値を用いれば, 欠陥の有無を検出する能力が向上することが確認できた. 3) 打音試験のシミュレーションを行った結果, 入力荷重・境界条件等に依存する音圧値自体を再現することは困難であるが, 欠陥の有無が与える影響を示す最大音圧比(相対値)に関しては, 比較的に再現が容易であることが認められた. 4) 劣化損傷が認められる実橋で従来法と回転式打音法の比較を行った結果, 回転式打音法でコンクリート表面加速度を求めた場合が最も欠陥の検出率が高いことが分かった.しかし, 同法で音圧を用いた場合の検出率も高いことから, 加速度計の設置に要する手間を考えると, 回転式打音法で音を計測する方法が精度と効率を兼ね備えた検査法であると言える。
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Report
(3 results)
Research Products
(20 results)