Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
血液中の細胞でも単球系細胞、特に抗原提示能力が高い樹状細胞に着目しその分化・機能におけるStat5の機能を解明した。Stat5を欠損した樹状細胞は正常に分化可能であったがIL-12を過剰に産生し、抗原特異的T細胞からの過剰なIFN-γ産生を誘導した。つまり、樹状細胞におけるStat5はIL-12産生を負に制御することでT細胞からのIFN-γ産生を抑制し自己免疫疾患病態に関与している可能性が考えられた。