Project/Area Number |
19591252
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Pediatrics
|
Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
WATANABE Hiroyoshi The University of Tokushima, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (50423413)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
OHNISHI Toshihiro 徳島大学, 大学院・へルスバ材サイエンス研究部, 助教 (40423412)
|
Project Period (FY) |
2007 – 2008
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
|
Budget Amount *help |
¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
|
Keywords | 末梢血幹細胞 / 破骨細胞 / IL-8 / MMP-9 / CD26 / CXCR4 |
Research Abstract |
既報に従って、末梢血単核球から破骨細胞を誘導し(Blood 2004 104 : 2484-)、RANKLとM-CSFを添加して培養した. この破骨細胞に、G-CSF(10、100ng/ml)、RANKL(50ng/ml)、G-CSF(10、100ng/ml)+RANKL(50ng/ml)を添加培養し、培養上清を採取した(1、3、5日)。培養上清を用いて各種サイトカインを測定した。測定したサイトカインは、IL-8、MMP-9、cathepsinKである。その結果、破骨細胞はin vitroでIL-8、MMP-9を産生していることが証明出来たが、G-CSFやRANKLの添加による産生の変化(増加)は証明できなかった。cathepsin Kの産生は証明できなかった。末梢血幹細胞動員における破骨細胞の関与が、IL-8やMMP-9、cathepsin Kを介したものである可能性が示唆されているが、G-CSFの破骨細胞に対する直接作用ではなく、その他の細胞など介した作用であると考えられた。また、RANKLによる末梢血幹細胞動員促進の可能性を示すことができなかった。 G-CSFで動員・採取した末梢血幹細胞からCD34陽性細胞分画を分離した。CD34陽性細胞に発現しているCD26、CXCR1、CXCR2、CXCR4をフローサイトメーターで測定した。CD34陽性細胞を無血清培地(STEMPRO-34^R)で培養し、培養細胞にG-CSF(100ng/ml)、IL-8(500pg/m1)、G-CSF(100ng/m1)+IL-8(500pg/m1)を添加した。培養細胞に発現している CD26、CXCR1、CXCR2、CXCR4をフローサイトメーターで測定した。 D26、CXCR1、CXCR2、CXCR4は、CD34陽性細胞分離直後には発現が無かったが、無血清培地のみで発現の増強がみられた。しかし、G-CSFやIL-8の添加による発現の変化は認めず、末梢血幹細胞動員促進の可能性を示すことができなかった。
|