Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
新しい遺伝子デリバリーシステム(アデノウイルス・キトサン複合体)を開発し、消化管への遺伝子導入を試みた。消化管特異的な遺伝子発現が得られたが、発現の程度は微弱であった。さらにBcl-XL発現アデノウイルス・キトサン複合体によるマウス潰瘍性大腸炎モデル(DSS腸炎)に対する発症予防・治療効果を検討した。注腸投与にて、発症予防効果を認めたが、発症後の治療効果は認めなかった。アデノウイルス・キトサン複合体による消化管への遺伝子デリバリーシステムとしての可能性が示唆された。同時に、遺伝子発現性の向上を中心とした更なる改良の必要性が明らかとなった。
All 2007
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