Elucidation of apperception in congenital insensitivity to pain and anhidrosis patients : a magnetoencephalography study
Project/Area Number |
19591780
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Anesthesiology/Resuscitation studies
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
TOMIOKA Toshiya The University of Tokyo, 医学部・附属病院, 助教 (10332610)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
MATSUURA Nobuyuki 東京歯科大学, 附属病院, 助教 (20408313)
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥2,990,000 (Direct Cost: ¥2,300,000、Indirect Cost: ¥690,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
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Keywords | 神経科学 / 脳神経疾患 / 臨床 / 先天性無痛無汗症 / 脳磁図 |
Research Abstract |
先天性無痛無汗症患者に対して、選択的な末梢神経の刺激時の中枢神経系における感覚認識機構に関して調査を行った。選択的な末梢神経の刺激装置としては、(1) 手首正中神経の電気刺激、(2) 手指への触角刺激、(3) 手指へのCO2レーザーによる刺激、の三種類を用いた。 (1) 手首正中神経の電気刺激では、(刺激後からの脳磁場応答までの時間、(2) 波形強度、(3) 磁場発生源(皮質活動)部位)座標、(4) 皮質活動強度、のいずれにも健常人との有意な差は見られなかった。(2) 手指への触角刺激でも、上記の(1)から(4)の各項目に健常人との有意な差は見られなかった。(3) 手指へのCO2レーザーによる刺激での皮質応答は、健常人と比較して、(1) 両者とも1-4Mの磁場成分をふくむ皮質応答が記録された、(2) 両者間で潜時に差はない、(3) 磁場振幅は患者群でレーザー出力依存的に優位に小さかった。 以上より、本症患者では、触圧覚をコードする末梢/中枢神経系には障害がないこと、CO2レーザーによる刺激、すなわちAδ/C線維の刺激によって皮質活動が見られること、の二点が明らかとなった。これは本疾患で痛覚を欠損していることと矛盾するが、この理由としては(1)皮質ニューロンの機能異常、(2)皮質情報投影部位の異常が考案された。
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Report
(3 results)
Research Products
(71 results)