Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
近年、胎生期の胚の細胞分化や組織発達に関与するPAXファミリーのPAX2が、通常成人では不活化しているはずが、子宮体部癌で高発現し、増殖に関与していることが明らかになった。しかし一方でミューラー管由来組織でのPAX2の発現が報告され、正常組織でも発現していることが明らかとなっている。免疫染色やウエスタンブロット法での解析より、正常子宮内膜での発現を認めることから、今回の検討ではPAX2の関与は確認できなかった。